大人になるにつれ、「食べ放題」という言葉には惹かれなくなります。
思うほど食べられないのがポイントでもありますが、
「冷めている」とか「他者との取り合い」とか、
そういった実際の放題会場での様々なものも大きく関わります。
できるのなら「出来たて」を「少量ずつ」「色々な種類」食べられる方が、
何か満足度が高いように思うからです。
今は様々な食べ放題があります。
その中でこんな記事を見つけました。
「ポテト食べ放題」
ロッテリアがドコモとのキャンペーンで、
「ポテトM」もしくは「ポテトMセット」を購入し、
店舗で食事をする人を対象に、
60分以内なら何度でも「ポテトM」がおかわり自由になるサービス。
ただし食べ残しや持ち帰り、グループでの権利譲渡などの不正行為があった場合は、
追加した商品相当額を支払わなくてはならないのだそうです。
そのポテト食べ放題に行列ができているとのこと。
何かこう、嬉しいような、いやでもそうでもないような、
そんな要素をポテトは含んでいるように思います。
例えば、学生時代ハンバーガー店に訪れ、
バーガーとポテトのセットを頼んだとします。
食べ進めていくと一度は「ポテトがもう少しあったなら・・」と思うことでしょう。
しかしながら山盛りのポテトを前に「好きなだけ食べて下さい」と言われ、
嬉しがって食べたとしても、たぶん、Mサイズ2個分くらいで必ず、
「この味飽きたな」と思う事でしょう。
もしも家なら、ケチャップを付けてみたり、マヨネーズを付けてみたり、
外国を真似して酢をかけてみたり、
様々な味の変化を試すことができますが、
店舗だと塩味オンリー、ずっと同じ味が続きます。
これは食べ放題の中でもなかなかコアなものではないでしょうか。
ひいては大食い選手権の競技食物にも匹敵するくらいの力を秘めているように思います。
ちなみに大食い選手権での競技食物は
「うらやましくないものであるべき」だとナンシー関は言っています。
ポテトに関しては決してうらやましくないものではないものの、
うらやましいものでもない、まさに次世代の大食い食物にピッタリではないでしょうか。
ロッテリアさん、今度はテレ東とタッグを組んで下さい。
マクドナルドでも構いませんが。