ぼんやりテレビを見ていると、ラーメンが出てきました。
私はラーメンが好きなので「どれどれ」と体を起こしてみると、
どうやらタレントがラーメンを食べ歩く番組でした。
こういった系のもので、結構好きだったのが河相我聞のやつです。
気にいった点は本人がラーメン好きであることがよく分かり、
なおかつ食べ方が美味しそうだったからです。
私の中の河相の位置づけは俳優よりもラーメンとなったくらいです。
そしてこの番組で出てきたタレントは「中村獅童」でした。
番組ではラーメン好きな彼がおすすめの店を紹介していくといったもので、
思い出なども交えつつラーメンを求めて移動していました。
流れとしては店に入り、何やら店主に話しかけ、
ラーメン食べて感想を言い、最後に彼が店へ向けて色紙を書くといったものです。
見ていて河相の時と違い、何やらイライラしてきました。
例えば彦麻呂が「宝石箱や〜」と嬉しそうにおどけてみせるといった、
行動が不快という部類のイライラではありません。
突拍子もないことを言っている訳ではないのに、なぜか釈然としません。
その感じがどういったものなのか、いつも以上に真剣に見つめ解明をしました。
まず、「中村獅童」が普通にしていてもエラそうに見えるいうことです。
それが一体何なのか更に考察をしていくと、
「中村獅童」を見ているようで、頭にチラチラ浮かぶのがTOKIOの松岡です。
TOKIOの松岡はキャラ設定なのか基本的に「エラそうに振る舞う」という態度です。
そして「中村獅童」と松岡が顔の形や髪型などが似ているせいか、
どうにもカブって見えてしまいます。
そして、「中村獅童」のコメントがイマイチよく分からないというのも
イライラさせる要因の一つです。
ただ、最後に色紙をプレゼントするという方向でいく同系統のもので、
片岡鶴太郎が蕎麦を食べ歩くといった時の鶴太郎よりもコメントはうまいですが。
そして何よりイライラさせるポイントとして、なぜか鞄を持っているということです。
何が入っているのか分からない重そうなトートバックを肩にかけ、
店の前でラーメンの旨さなどを語っているのですが、
「その鞄は持っていなければいけないのか?」とずっと問いたくなってしまいます。
なぜなら、移動はオール歩きというものではなく、ロケバスだったからです。
そんなこんなで私が見た時は最終回だったのか、
今まで行った店を総評していましたが、
そのトートバックの中身が仮にぎっしり入った色紙だった場合は、
何となくですが「良い奴だな」と思ってしまいました。