危機管理
投稿日:2011/10/24JAFの会報誌JAFMateをご存知でしょうか?
私の元へも月に一回送られてきます。
旅行情報や有名人の車談議(あったカー対談:インタビュアーは久保純子氏)、事故回避トレーニング等の車関連の記事を中心に、やくみつるの漫画や通販ページもある盛り沢山な内容です。
この会報の中で私が一番楽しみにしているのは
「うれしかったあの救援 JAFストーリー」というページです。
JAFに救援依頼をした時の心温まるエピソードを募集していて、毎回やらかしたドライバーと隊員の絡みが載せられているのです。
今回のあらすじは
『54才のAさん(女性)が漁港のわきに車を止めて海を眺めてます。車から降りてましたが寒いのでエンジンかけっぱなし。岸壁から海をのぞきこんでたAさんはなにげなく振り返ります。すると10m後ろに止めていた車が向かってきてます。何とか止め様としますが焦って転びます。前輪が岸壁から落ち、車止めが車体の底部に当たって宙ぶらりんで止まりました。』という内容。
この後いつもの様に、隊員(顔写真付き)が登場していつもの様に見せ場となりいつもの様にハッピーエンドとなりました。
後日談でAさんが言います。
『「たまたまその日、祖母の命日だったんです」
なぜ、あのとき、自分は後ろを振り返ることができたのか。動くはずのない車が自分に向かって走ってきた、あのとき。
「お婆ちゃんが助けてくれたのかなとか、そんな風には思いました。」
確たる理由はわからない。けれど振り向かなければ、背後から車に押されて、間違いなくAさんは冷たい海に落ちていた。』
何故、今回に限ってオカルト風にアレンジしたのでしょうか。
笑顔の隊員。
『不思議な話である。』で文章は終わってました。不思議な話でした。