出社前夜
投稿日:2011/04/07「えー、先日入社式を終え我が課に明日から配属になる川上浩史くんのあだ名を考えていきたいと思います。」
「課長、それでは川上くんの大まかな人物像をお願い致します。」
「えー、川上くんは23歳、2人兄弟の下で先ほども述べましたが先日、入社したばかりの新人くんです。
えー、学生時代は卓球部、好きな食べ物は”豚の角煮”、嫌いな食べ物は”豚足”だそうです。えー、他何か聞きたいところはありますか?」
「はい! 彼は眼鏡をかけていますか?」
「えー、眼鏡の報告はきておりません。」
「はい!彼の口癖を教えて下さい。」
「えー、こちらには『俺、マジ8回思ったって!』というのが報告されています。」
「はい!彼の子供の頃の夢は何だったのですか?」
「えー、探検家だそうです。 理由はポケモンをテレビで見て、だそうです。」
「課長、そろそろあだ名の議論に移りたいのですが。」
「えー、それでは以上を踏まえまして川上くんが今後社内及び課内の人たちと早く打ちとけるよう、また大きく成長できるよう、あだ名をそれぞれ提案していっていただきたいと思います。えー思い浮かんだ人はいますか?」
「はい!私は”サー”が良いと思います。ちなみにこの”サー”は卓球の掛け声からヒントを得ました。」
「えーしかし、それでは違う意味にも取れてしまうし、新人の彼にとって周りから「サー」と言われる気持ちも考えていかないと…」
「それでは”豚足豚野郎”ではどうでしょうか。」
「えーそれでは悪口になってしまいます。」
「アー彼の将来性を考えてアー”金の玉緒”なんてのは…」
「えー下関連は例年通りパスですよ。」
「ァーアーそんなつもりでは…」
「えー他、ありませんか」
「はい!僕的には『かーわかみーひろしはーどーくつにはいーるー』から”川上浩史探検隊”が良いと思います。」
「えー長くないかね、それでは」
「ハ−イ!やっぱりー可愛い坊やだからー可愛いのが可愛いとー思いますー」
「えーなるほど、可愛い路線でアナタ何かありますか」
「ハーイ!チェリー君って呼んでみたいー」
「えーですから…、…えー君は何かないかね」
「…ノンメガネ」
「えーそれは該当する人が四人でますね」
「…末っ子」
「それは六人も該当者がでる!まったく、最近の若い者は。もっと普段から周りの仲間に興味を持ってだね、そんな所が…」
「……」
「…はい!!我が課のモットーは『好きこそものの上手なれ』ですので、もっと豚に着目した方が本人の為ではないかと思います。」
「なるほど」
「確かに」
「そーかもー」
「……」
「でありますので、”ピゲスト”を提案させていただきます!!」
「えー皆さん…聞くまでもありませんか、満場一致ですね」
「課長、良かったですね」
「えーそれでは川上浩史君は”ピゲスト”と決定しますね、明日からよろしく」
「最上級ですね、失礼しまーす」
三重の求人はFirstBase