片手寿司

投稿日:2011/05/19


この間、ドラッグストアの福引でプレミアムモルツのグラスをもらいました。
なめらかな曲線を描いたそのグラスは、思う以上に泡立ちが良く、不思議なことに我が家の激安ビール風飲料が、本物のビールのような味わいになります。
きっと、グラスが味を作っているのでしょう。
ワインも注ぐグラスの形によって美味しさが違うらしいです。
同じ食べ物でも器が違えば美味しいと思う気持ちが違うものです。
人にも当てはまります。
地位が人を作るという言葉があるように横綱の白鵬などはまだまだ若いのに貫禄充分です。
さて、器や地位だけではなく呼び方というのも影響を持つと思います。
フィリピンパブで「シャチョサン、ボトルキープオネガイネ」などと言われたら笑顔でキープする人もいるでしょう。
これが「ヤマダ、ボトルキープオネガイネ」ならばする気ゼロですから。
やはり冒頭の「社長」が大きく影響していると思います。
カップルの場合もそうです。
互いを例えば「マキマキ」と「シゲポッポ」と呼び合う二人なれば
「マキマキ、今日は何食べたいかなぁ?」
「今日わぁーパスタが食べたいなぁーシゲポッポわぁ?」
「マキマキが食べたいやつでいいよぅ、パスタ食べにいこ!」
というような、甘めな会話になりますが
「マキコさん」「シゲルさん」と呼び合うなれば、やはりそれに似合う会話になるのではないかと思います。
そうすると普段の生活でも変化を求めたい場合は役に立つかもしれません。
サザエさん並のおっちょこちょいな母を持つ子どもたちは、呼び方を「お母様」と変えてみましょう。
お母様はたちまちプレッシャーを感じ、戸棚のドーナツを盗み食いすることはなくなるでしょう。
酒を飲みベロベロで片手に寿司のいで立ちで帰宅する父を持つ方も「お父様」と呼べば、寿司は特上になるかもしれません。
子供を呼ぶ時も下手に「ちゃん」「君」と付けずに、例えば天下を取る男になって欲しかったら通称「信長」として呼び続ければ信長的な人になるかもしれません。
医者になって欲しかったら「コトー先生」とか、ね。
ただ、強い男になって欲しいと「ゴリラ」がキーワードの通称を付けることは逆効果になりますのでお勧めできかねます。







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