にんにくが入ったラーメンが好きです。
しかし、私の体はにんにくを摂取すると腹をこわすという性質を持っています。
にんにくが入ったラーメンを食べる時はおのずと下痢を覚悟で食します。
好きなのに嫌いと言われるかのような私とにんにくの関係性にどうしようもなさを感じながら、今回もどうしようもないお便りが届きました。

（鳥羽市在住/27歳ロマンス五段活用）

今度、友達と一緒に琵琶湖へ行きます。　琵琶湖に住む恐竜ビワッキーを撮影したいのですがどうしたらよいですか？

皆さんの悩みを解決することが私の喜びです。
たとえビワッキーが何なのか分からずとも。
解決していきましょう。
有名どころのネッシーは一時、マスコミを賑わせたものですが、ウソっぽさが前面に出てしまい、あれからあまり話を聞かなくなりました。
しかし、湖にずっと誰にも見られることなく恐竜が住んでいたとするならばそれはある意味とても根性のいることではないかと思います。
おじゃる丸のツッキーも、やはり一部の人間にバレていますから。
さて、ビワッキーを撮影となりますと結構難しいのではないかと思います。
まずもって今までにそのような名前を新聞やらマスコミやらで聞いたことがありません。
ビワッキーをもしも撮影できたとしたら、一躍脚光を浴びることでしょう。
何にせよ、やはり湖面に上がってきてもらわないと話は進みません。
しかしネッシーにしても未確認ということは、だいぶ警戒心が強いように思います。
ちょっとやそっとでは上がってきてはくれないでしょう。
そこで警戒心を解くことが大きなポイントになると思います。
とりあえずムツゴロウさんの恰好で当日は臨みましょう。
動物界では有名ですし、彼は安心だということが。
そして琵琶湖に住んでいるということは、淡水魚しかビワッキーは食べてないと思います。
今が旬のカツオとかちょっと奮発して鯛とかをお土産に持って行きましょう。
ビワッキーとしても「あれが耳にする海の魚か・・・食べてみたいな・・・」と思うかもしれません。
お土産を持参することで、こちらには敵意がないという証明にもなります。
あとは湖面にカツオと鯛をちらつかせ、始終ムツゴロウで粘ってみましょう。
もしかしたら顔をのぞかせるかもしれません。
湖面にゆらぐ影をビワッキーだと思うくらいの優しさがＵＭＡ界を守っているのです。







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