聴覚食事

投稿日:2011/06/13
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最寄りの吉野家がエライ事になりました。
私は牛丼屋は吉野家がお気に入りです。
決め手は生姜の味付けです。
色々なチェーン店を食べ比べた後、そこに落ち着きました。
先日、最寄りの吉野家に行きました。かつてのその店は中国の女性がメインで接客をしてくれてました。
その女性はキャンペーンでスクラッチを削った爺さんがハズレなのに意味が解らずにたたずんでいたら「じかいにちゃれんじよ!」と励ましたりしてました。
その女性の姿は見当たりませんでした。
変わりにバイトの若い男が二人増えてました。
男どもはそれぞれの胸に「元気な接客」「素早いご提供」と書いたバッチを付けていました。
文字通り元気に注文を聞き、素早く持って来てくれました。
実は店に入ってから私はずっと違和感を感じていました。
その違和感は何だろうかと考えてましたが、トングで生姜を摘みながらハッと気付きました。
普通と言いますか、私と少なくとも中国からの店員さんは「ぎゅうどん」と発音する時に「どん」にアクセントを付けてます。
が二人の男店員の「ぎゅうどん」のイントネーションは「ゅう」が上がって「どん」で下がる形でした。
そのイントネーションで「ぎゅうどん大盛りお待たせしました。」と言うとる訳です。「牛鍋丼」はフラフラせずに私たちと同じ発声をするくせに「牛丼」だけは独特のイントネーションで攻めてくるのです。しかも若さ故の影響か、他のおばさん店員までがその妙ちきりんなイントネーションで「ぎゅうどん」「ぎゅうどん」と連呼しているのです。
違和感を感じながら牛丼をたいらげました。
今までと同じく馴れ親しんだ物を口に入れているはずなのに、味付けは何も変わってないはずなのに、そいつは全く別物になってしまってました。
食に対しての聴力の影響も馬鹿に出来ない様です。







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カテゴリ:グルメ