撲殺事変

投稿日:2011/07/11


先日、何気なく昔話ってどんなのかあったっけ?とボンヤリ考えていました。
一寸法師、舌切スズメ、花咲じじい… ちゃんとしたストーリーが出てきません。
小さい時は結構憶えていたものだったのに。
ただ、昔話の印象は軸を取っているのが爺さんと婆さんであるということです。
何かにつけて彼らは良い爺さんであったり、悪い婆さんであったり、話内を盛り上げいます。
婆さんが川で洗濯をするのは良しとして、芝刈りに行く爺さんの目的はなんなのだろうか。
もうひとつ、昔話は後味の悪い印象があります。
小さい時はスルーして聞いていたことも、今となっては驚きを隠せません。
カチカチ山では婆さんがタヌキに殴り殺されています。
「タヌキを信じた婆さんが悪い」とタヌキに言われていました。
そんなひどい話だっただろうか。
最終的にはタヌキはウサギによって復讐されるのですが、
紙芝居等で見たほのぼのタッチの絵とはかけ離れたストーリー展開。
大抵、昔話内では欲を出したり悪いことをするとこてんぱんにやられてしまいます。
慎ましく生きていかねばなりません。
さて、金太郎も一応昔話だったように思いますが
私は金太郎のビジュアルが一番好きです。
前掛け一枚で頑張る彼が素敵です。
歌もあります。「熊にまたがりお馬の稽古」
きっと熊はそんな稽古望んでいません。
そんなこともおかまいなしな金太郎が何より子供向けであると声を大にして言いたいです。

ちなみに高校時代の野球部の監督のあだ名は「きんちゃん」でした。
カテゴリ:企画会議