肌着宝物
投稿日:2011/07/13早めの梅雨明けです。
山下達郎は「ばいうあけ」と言っていました。
サンデーソングブックで。
どんなポリシーかは分からないところですが。
暑さも梅雨明けしたんだからと言わんばかりの気温を叩きだしています。
節電風の吹く世間、クーラーを入れる手を止め
人はどこへ向かおうと思うのでしょうか。
スーパーに置いてある椅子にて爆睡をする人を見ました。
同い年くらいの男性が一目をはばからずの昼寝をしていました。
その爆睡ぶりは口をわずかに開け、黒いTシャツにべっとり白くヨダレを垂らしていました。
家に居ても暑いだけだったのでしょう。
もしかしたら奥さんに「どこか行ってちょうだい」と追い出されたのかもしれません。
色々な候補が出ましたが、不況の昨今。
お金をいかに使わずに思いを馳せれる場所を模索したに違いありません。
涼しい所で眠りたい、と。
そして突き動かされて降り立った場所がスーパーでした。
どのくらいの突き動かされ度かと言うと、
彼が着ていた黒いTシャツはとあるプロレス団体のものでした。
選手のサイン付きです。
きっと大事なやつに違いありません。
それを犠牲にしてまでの行為に私は、心でそっと「GOOD LUCK」と親指を立ててその場を去りました。