笛吹行進
投稿日:2011/07/24森山直太朗の太陽のPVを見ました。商店街をギターを弾きながら歩いてると気付いた人々が後をついて来る設定でした。直太朗はギターとハーモニカだけで無く、背中に大太鼓もくくりつけその上に更にシンバルを載せてました。で熱唱。
老若男女問わずにぞろぞろと百人位の大行進です。
こんな物語があります。『ある村にネズミが大発生して困っています。ネズミを退治したらお礼に100万あげるわと村人たちが言いました。それを聞き付けた旅人が請け負います。笛を吹きました。すると村中からネズミがワラワラと現れて旅人の後をつけて村から去っていきます。次の日、旅人は村に戻ってきました。お金が惜しくなった村人たちは1万を渡すのみ。「約束が違う」と言う旅人。しかし多勢に無勢、押し切られた旅人は100万の約束を反古にされました。怒った旅人は再び笛を吹きました。すると村人たちの子供がワラワラと押し寄せて旅人の元へ。大人の村人たちは必死に止めますが子供らは聞く耳を持ちません。そのまま旅人についてったまま、二度と帰らなかったのです。』ご存知ハーメルンの笛吹です。うろ覚えですが、確かこんなストーリーだったはず。
幼い私は、旅人の笛の音はどんな魅力的な物なんだろうとか、自分の住んでる所にこの旅人が来たら自分もついてってしまうのだろうかとか想像しました。そして羨ましく思ったりちょっぴり怖く思ったりしたものです。
森山直太朗が私の住んでる所に来ていても何も変わらなかった事でしょう。