二十一三

投稿日:2012/01/29
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選抜高校野球の出場校が発表されました。
北海道(1)・東北(3)・関東(5)・東京(1)・東海(2)・北信越(2)・近畿(6)・中国(3)・四国(2)・九州(4)の10エリアの代表29校と21世紀枠で3校です。
因みに()の数字は地区ごとの選出チーム数です。
21世紀枠とは2001年の大会から導入された特別枠で、最初は2校で翌年から3校になり今も続いています。
私が高校野球を引退してからの制度ですので、これについては何の思い入れもありません。
21世紀枠の選考基準は『秋季都道府県大会ベスト8(参加校が128校以上の場合はベスト16)以上で、困難な状況の克服など戦力以外の特色を加味して選ぶ』となっています。
今回の3校の中2校は、阪神淡路大震災の年に産まれた球児がメインの兵庫県のチームと東日本大震災で練習も満足に出来なかった宮城県のチームが選ばれていました。
グラウンドが泥に埋まった宮城県のチームは部員だけでなく有志も手伝って整備をし、全国からボールやヘルメットも寄せられました。「こんな時に野球をしてていいのか」の迷いとも戦い、見事に『県大会』で準優勝し、県代表として『東北地区大会』に初出場。残念ながら『一回戦で負け』ましたが、何故か選出され「復興ナイン」とネーミングされメディアでやたら持ち上げられています。

間違ってますね。
高野連の判断基準や「高校生らしさ」が昔から理解出来てないのですが、地震からの復興のシンボルに高校野球を利用するのであれば、個別のチームに托すのではキャパが足りません。
いっその事、東北地区で開催すれば良いのです。なぜならライバルチーム側にも震災被害を受けながら応援してる方や活躍に元気を貰った方はたくさんいるのです。
亡くなった人や学校に行けない人もいるのです。
世界的・歴史的には16才にもなって球遊びに勤しめる時点で、相当に恵まれているのです。
『一回戦負けだけど、復興やから今回は選出ね』では選手が可哀相やろと思いましたが、笑顔で監督を胴上げしてました。
勝手に頑張って下さい。


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