手巻寿司
投稿日:2012/10/13手巻き寿司は難しい食べ物です。
酢飯をちょっとでも余分にすると、海苔の尺が足りません。
具を「卵」「ウインナー」「キュウリ」にすると、たちまち子供巻きとなり、マヨネーズが必須となります。
普段は食べないのに、煮た椎茸かカンピョウがあると、なぜか安心します。
鮪ばかりを食べていると、後先を考えない馬鹿になった気分になります。
そのくせに、鮪にネギトロを組み合わせたい衝動に駆られます。
納豆巻きにさえも、ワサビを付けたがります。
お好み焼き風に「ミックス」にすると、互いの良さを消し合って美味しくありません。
その上、ミックスを飲み込むと、最終的には納豆が勝ち残ってます。
色んな注意点を確認しながら、ひたすら巻いては食べを繰り返さねばなりません。
酢飯と海苔の残量も、終盤は常に懸念事項となります。
酢飯が少なければ、米無しバージョンで対応しなければなりません。
逆に海苔が少なければ、鮪は刺身として消費せざるをえません。
運よく酢飯と海苔の問題が片付いたとしても、具の存在を忘れては元の木阿弥です。
「鮪」「ネギトロ」「卵」「ウインナー」「キュウリ」は単品での消費が可能ですが、
「椎茸」「カンピョウ」は残ると厄介です。
理解者ならば、序盤から厄介者に目を向けて、上手く捌いていくものです。
何より一番の問題は、食べた量の把握が難しい事でしょう。