代理食材
投稿日:2012/10/07レバ刺しが店頭から姿を消してしばらく経ちました。
私自身は焼肉店へ足を運ぶことも少なく、
また行った際もレバ刺しを食べることはなかったので、
規制がかかっても別段困ることはありませんでした。
しかし、レバ刺しファンは多数いるようで、
現在代替品が切磋琢磨している様子です。
まず、豚のレバー。
牛以外は規制が入っていないので食べれるようです。
そして馬のレバー。 これも人気の様です。
そして最後にこんにゃく。
思わぬ伏兵の登場です。
このこんにゃくは見た目、風味ともにレバーそっくりなのだそうです。
レバー食べたいけど、豚や馬はちょっと怖いという人には、
こんにゃくほど安全なレバ刺しはありませんね。
考える力というのは素晴らしいものです。
そもそも、満足するというのは何も本物でなきゃダメだということはありません。
例えば先日、どうしてもステーキが食べたくなりました。
もちろん、食べれる余裕はありません。
そこで私は実家からもらっていた冬瓜を柔らかく煮て、
冬瓜の周りを牛こま切れ肉で覆い、焼きました。
見た目は大変分厚いステーキです。
ナイフを入れると、スっと切れます。 非常に柔らかいです。
切った断面には自らの力でモザイクをかければ、牛肉です。
ステーキソースと柔らかい肉片(冬瓜片)が口で合わさり、大変満足しました。
ここで何より力を発揮したのは「ステーキソース」です。
この味がステーキを見事に想像させているのです。
味が想像をさせる、
味噌カツのカツを冬瓜にしても味噌味が味噌カツの記憶を呼び起こして事なきを得ます。
大トロの握りの大トロ部分を冬瓜にしても、わさび醤油と柔らかい食感で大トロ気分です。
すき焼きの牛肉部分を冬瓜にしても、卵をくぐらせれば松阪牛のような気がしないでもないです。
今、ふと気付いたのですがこれでは「味」うんぬんよりも
冬瓜万能説が浮上してくるように思います。
思わぬ伏兵が現れました。 冬瓜市場は今後忙しくなることでしょう。