滋賀旅行
投稿日:2012/11/14所用で滋賀の方へ行きました。
用事自体はすぐに済み、せっかくなのでとウロウロしていました。
ちょうどお昼時、何か食べようと滋賀の方の名物を思い出していました。
私の滋賀に対する知識では「琵琶湖」「近江牛」「ひこにゃん」くらいしか出て来ず、
地元の松阪牛でさえ未経験な私にいきなり近江牛はないんじゃないかと考えあぐねていました。
車を走らせると、非常に派手な建物が出てきました。
大きく「ラーメン」と書いてあります。これでいい、そう思いラーメン店に突入しました。
ラーメンの文字の下に「替え玉何杯でも無料」と太っ腹な発言も載っています。
中に入ると時間も時間でしたのでたくさんのお客さんでにぎわっていました。
私の前に7組ほどの待ち人数がいました。
待つのは苦手ですが、他に当てもないので大人しく名前を書いて座っていました。
「替え玉無料」と書いてありますが、お客さんの半分くらいは家族連れです。
しかも子供が小学生〜ほぼ幼児といった面々です。
「ははーん、親が普通にラーメンを注文して替え玉を子供にあげる寸法だな。」
と、親たちの戦略に感心をして待っていました。
しばらくすると名前を呼ばれ、カウンターへ通されました。
初めて入るラーメン店では、大抵「一番上」か「左上」などに書かれているものを注文します。
それは勝手な持論ですが、その場所に書かれているメニューは店がオススメする
ラーメンだと考えているからです。
今回も一番上に書かれたとんこつラーメンを注文しました。
ご丁寧に「当店イチオシ!」とまで書かれてありますので、よほど自信があるものでしょう。
厨房内での店員さんのウォッチングで時間をつぶしているとラーメンが到着しました。
一瞬、湯気らしきものは立っていないように見えます。
「ぬるいのか?」と恐る恐るレンゲですくうと、「ドロリ」とレンゲ内にスープが流れ込み、
もうもうと湯気を出しています。 「もしや!」と思い一口飲むと、非常に濃いとんこつスープが入って来ました。
あまりの衝撃に思考が止まったくらいです。 とんこつを煮詰めて煮詰めてドロドロにしたようなスープで、
上にかかった背油たちが膜を張り、熱さを封じ込めている感じです。
そして思考が動き出した時に思ったのは、味は美味しいけれど「身体に悪い」というのと「家族連れの子供たち」でした。
大人がこの超濃厚ラーメンを食し、「健康」から遠のいても自己責任であるのは間違いありません。
しかし子供たちは、特にほぼ幼児たちはどうしているのだろうか。
炒飯やら餃子やらカラアゲやらとセットにできるようなメニューもあります。
あっさりタイプの普通のラーメンもあります。
しかし、例えばこの超濃厚ラーメンを親が食べたいと欲し、子供には炒飯を食べさそうと思っていても、
子供が「一口ちょーだい」とばかりに欲しがったら、やはり食べさせてしまうのだろうか。
そんな見ず知らずの子供の心配をうっかりしてしまう程のパンチ力がこのラーメンにはありました。
恐るべし、滋賀。 そう思いしっかりと替え玉をして店を後にしました。
そして滋賀内を走っていると、30m感覚ぐらいの勢いでラーメン店が乱立していました。
その後、もっと恐ろしい光景を目にしたのはまた別の話で・・・。