投稿写真

投稿日:2012/11/08
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横になって「恐怖!呪いのビデオ」というテレビを見ていました。
視聴者から投稿された、不可解な写真や動画を紹介したり、
投稿者に取材をして、現象を再現ドラマにし、真実を追求する番組です。
安いビール以下のビール風飲料に、誠に良く合う肴番組なのです。
フォーム前の準備で、現段階の様子を写真に収める仕事をしているAからの投稿がありました。
高台に建つ古民家へ出かけました。
Aが女主人に挨拶し、写真を鞄からだすと女主人が言います。
『ちょっと出かけてきます』
女主人は一人暮らしですので、無人になってしまいますので、
『20分程で終わりますが…』とAは引き止めますが、女主人はパタパタといなくなってしまいました。
ナレーションが『Aさんがこの女性の姿を見る事は、二度とありませんでした』と言います。
そんな事を知らないAは、家主不在の古民家で仕事をします。
壁や天井にカメラを向け、パシャリパシャリと撮るのです。
ある部屋に入った時に、Aは埃っぽい空気に我慢が出来ず、窓を開けました。
窓からは眼下に墓地が見えました。
その部屋で撮影をしていると、隣から壁をガリガリ掻く音が聞こえました。
音の出所は分かりません。
気味悪さを感じながらも、早く終わらそうと仕事に取り組みます。
2階への階段を登り、各部屋を撮影していきます。
ある部屋で、今度は下からガリガリと音がしました。
Aは床に耳を当て音を聞きます。
ナレーションが『Aさんは気付きました。この家は1階より2階の方が、広い事に。』と言いました。
カメラがAの顔アップから引くと、Aの腰あたりに、子供が寄り添っていました。
子供は上半身裸で、白くペイントされています。
顔は、おどろおどろしい歌舞伎みたいなメイクです。
Aと私は『うわあ』と叫びました。
Aは階段を駆け降り、鞄にカメラや書類を詰め込んで走り去ります。
2階の窓から白い子供が見下ろしていました。
ナレーションが『Aさんがその時撮った写真をご紹介しよう。』と言って写真が映されました。
柱にボンヤリと赤い陰が浮かんでいます。
『以前、この家では殺人事件が起こり、被害に合った子供はまだ見つかっておらず、事件は謎のまま。子供の霊魂が、Aさんに助けを求めたとでも言うのだろうか』
と終わりました。
「子供が見つかってないのに何故殺人事件となったのか?」
「子供は何故A及び私を驚かせる必要があったのか?」
「女主人は?」
「1階より2階がでかいって?」
などの謎が残りましたが、一番の問題はテレビを消した時に起こりました。
変な体勢で見てたからか、腰痛がひどくなったのです。


カテゴリ:同級生