服装福袋

投稿日:2012/12/17
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男女の出会いはいつからこんなにも多様化してきたのでしょうか。
私が若い時にはせいぜい友人を介しての出会いくらいでしたが、
今では出会いそのものが福袋になる時代になりました。
合コンにピッタリの服装と合コン参加券なるものがセットになった福袋を、
東京のデパートが売りに出すのだそうです。
ということは、例えば男女各50セット福袋が用意されたとして、
その内の大多数はその福袋の服を着ているということになるわけです。
少なく見積もっても、85人は堅いでしょう。
昔は福袋と言えば「余り物」のイメージが強かったです。
「え?こんなの着れねーよ!」というのがあったりで
結局福袋に入っていたものは、父や母の寝巻に移行する率が高かったのです。
今の福袋はそれなりに良いものが入っていそうですが、
コンパ付き福袋だと合コンという場を借りて『福袋の中身の一斉披露』といった形になりはしないのでしょうか。
お互い見なきゃいけないのは相手の印象だったり人柄だったりの、
見極めポイントであるべきところが、
「私、こっちの服のが良かったな」
「この人、これ似あうとでも思っているのだろうか」
「アイツ、俺のスタイルとちょっとかぶってんじゃん」
もちろん、皆がみんな福袋服を着てくるとは限りませんが、
着て来なければ、着て来ないなりの理由付けが必要でしょう。
生半可なチェンジ服では
「福袋服よりイカスと思ったんだー」と言われかねません。
一方、服装の好みが似た異性が相手でしょうから、趣味が合う率は高いのかもしれません。
いっそのこと、学ランとセーラー服で集うのはどうでしょう。
『大切なのは中身』なのは当然ですが、パッケージが同じだと、
『中身の違い』がより鮮明に現れてしまうのですが。


カテゴリ:出会い