電波友達
投稿日:2012/03/18何年か前に友人がミクシィをやっていると言っていました。
ミクシィでの友達は、現実の友達が言わば情け的な感じで登録をしてくれているだけで、一向に友達が増えないんだとも言っていました。
私はその当時ネットなどからかけ離れた原始時代にいる身でしたので、
話す内容のほとんどが意味不明でした。
まずはミクシィというものを理解せねば始まりません。
どうやらプロフィールや日記などを書いては互いに読んでコメントしあったり、
同級生を発見したり、まとめるとネット上の友人作りしませんか?のようなものらしく、そんなものにあの友人が登録をしている現実に驚愕と、
一体どんな日記を書いているのかの興味とで私も携帯から参加してみることにしました。
彼の日記は誠につまらなく、「ラーメンを食べて旨かった」だの「テレビを見て腹が立った」だの一体ここに記す意味があるのか?というものでした。
ただ、「友達が増えない」という悩みに私も情けを示し、素知らぬ顔で正体を隠して「友達になろうぜ!」とアクションをしてみたりしましたが、
彼自身が全くミクシィを見る気配がない為、私のアクションも無駄に終わり、残されたのは無駄に入ったミクシィの会員権だけでした。
それからずっと放ったらかしにしていましたが、最初に登録をした際に何年生まれ的な関係から
「あなたの同級生が登録しましたよ!」と言ってきたり、
「誰それさんが日記書いたわよ!」とか「あんたも日記書いちゃいなさいよ!」とか、
押し売り販売員のようにやたらとプッシュしてくるのを、「言うてくんな!」と拒否をしていましたが、
同級生が新たに入会した時のお知らせについてはどうやってブロックしてよいか分からず、それ以後も度々誘いのメールをよこしてきました。
ある日、何となくその誘いに乗り、開いてみるとニュース一覧が載っていました。
その日はちょうど選抜の組み合わせが発表される日で、私は「選抜組み合わせ」
というのを見てみる事にしました。
するとミクシィがまた「このニュースをチェックしますか?」と言ってきます。
「チェックしません」と無視すると、今度は「つぶやきませんか?」と言ってきます。
なんでつぶやかなあかんねん、「つぶやきません」と無視すると今度は「日記書きませんか?」と言ってきます。
この一連の流れに押し負けた私は「日記書いてみます」と、契約書にハンコを押す勢いで日記作成ボタンを押しました。
とりあえず、この選抜絡みの何かを書き記さねばなりません。
明日に続きます。