玉蜀黍毛

投稿日:2012/04/12
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トウモロコシにはヒゲが生えています。
そのヒゲは、皮の中に並んだ粒の一個一個からそれぞれ一本ずつ生えているんだそうです。
ですから皮を剥かなくとも、ヒゲの本数を数えれば粒の個数が判ります。
当然、ミッシリと粒が詰まってる方のが美味しいらしく、
つまり毛深い方のが「格上」「立派」「尊敬」「熱望」となるんだそうです。
ですからトウモロコシ農家の方々は
「もっと毛深く、もっともっと毛深く、なーれ」
との想いで世話をしているのです。
そうなると俄然「エステ通いのOL」や「風呂場で父親のT字剃刀を無断使用中の中学生」らと「トウモロコシ農家」との対談を企画したくなります。
場所は普通の会議室が良いでしょう。
トウモロコシ農家の前の長机にはもちろんトウモロコシ。フサフサのモノとみすぼらしいモノの二種類。
OLの前にはビフォーの写真とエステ店の領収書。
中学生の前には刃がボロボロになったT字剃刀と親父さん。
最初は穏やかにスタートし、やがて激しくののしり合います。
最終的にはトウモロコシの毛をOL&中学生&親父さんに移植して、
三人が「殺す気か!」「訴えてやる!」「聞いてるよ!」と声を合わせそこねて暗転の流れでしょうか。
人間界でも「首が長いのが美人の条件」や「太ってる方が素敵」などの世界があります。
ココ日本でも平安時代はおかめ顔が美人とされていました。
現在のアナタの身の回りだけの価値基準が、唯一絶対と思っていたら大間違いなんです。
くれぐれもご注意下さい。


カテゴリ:企画会議