昆布確認

投稿日:2012/04/26
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普段はめったに出会う事がないけれど、
年に2・3回、とてつもなく固い便に出会う事があります。
それは何の前触れもなく、突然に出くわします。
例えば出勤前に何気なくトイレに行き、
「さあ、腹をスッキリさせていっちょ頑張るか!」という意気込みで、
当初の予定ではほんの5分程度で退出するつもりでいたりする時に限り、
件の固い便に出会ったりします。
あいつらは大腸から肛門までの道のりを10とすると、
最初の3〜4くらいまでは普通の便をよそおいます。
こちらとしても特に何の異変も感じず、「よしよし」と順調に運ばれる様を
見ていたりするのですが、5〜6に差し掛かったくらいで、
「あれ?動きが止まったぞ」と少し異変を感じ始めます。
その時から嫌な予感を覚えつつ、腹に力を入れて押しだそうとします。
7〜8くらいに差しかかかると、もう「こいつはやっかいなヤツだ」と分かってしまいます。
動かない頑固さと、頑固さゆえの固さを肛門付近で感じながら、
頭では決断を迫られています。
あと残り2〜3の道のりを何とか頑張って走り切るか、
しかし出勤前の時間のない時にそんな悠長なことができるのか。
たとえ2〜3の道のりだったとしても、思いもよらない長期戦になる恐れもあるからです。
それは過去の経験によるもので、そういえばあの時は1時間くらいかかったな、
という記憶が
もしかしたら今回もそのくらいかかるかもしれないという恐怖をあおるからです。
ただ、「中断」と決定した場合の下半身は言いようがない不快感に襲われます。
東海林さだおの文章で、都こんぶのパッケージにある窓は中のコンブたちを確認し、
「いるのー?」と言うと「いるよー」とコンブたちが答えてくれているように思うとあるけれど、
この場合は肛門付近に「いるのー?」と言うと「いるよー」と嬉々として答えてくれるわけで、
何ら嬉しいものではなかったりします。 いてほしくありません。
では走りきることを選択したら、この場合、時間との勝負になります。
出勤前ですから、何よりも早くこんなことを終わらせなくてはなりません。
排出に全神経を集中させます。 ちなみにこうして排出に成功した便は意外にも小さかったりします。
そうすると残念な気持ちになるのはなぜでしょうか。
さて、今回の私はどうしたでしょうか。

「いるのー?」


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