二塁打鞄
投稿日:2012/05/19銀行にいる男性のお客さんはセカンドバッグ率が高い事に気付きました。
通帳やら財布やら入れておくのに「ちょうどいい」というのが、
たぶん一番の理由ではないかと思われますが、
「ちょうどいい」だけに「盗みやすい」というのも
あるのではないだろうか、と考えてしまいました。
セカンドバッグは手で持ちます。
持ち手部分が付いているパターンもありますが、
基本的に自分とバッグをつなぐのは「手」でしかありません。
引ったくり犯にとっては盗りやすいバッグではないだろうかと。
そうなるとセカンドバッグは意味のないものにならないだろうか。
だからといってセカンドバッグ以外に何が良いだろうかと考えると、
普通の格好の場合ならば何を持っていても構わないように思うのですが、
銀行で見かける男性の多くはスーツ姿の人です。
そうなるとリュックサックを背負っていては「どうした?!」と注目を浴びてしまいますし、
斜め掛けの鞄で万全を期したとしても「おつかい」っぽく見えてしまいます。
ビジネスバッグは合うにしても、銀行に行くだけなので「大げさ」感が否めません。
やはり、大人の男性にとってはセカンドバッグは存在意義があるのかもしれません。
私の友人でも若いうちからセカンドバッグを愛用している人がいました。
どうにもその「常に小脇に抱える」もしくは「そばに置いておく」感じが、
子犬を抱くマダムを彷彿とさせてしまい、私は敬遠していました。
また、私の場合、自分の身に付いていないと無くすという習性があるので、
セカンドバッグなど小脇に抱えた時点でどこかにやってしまいます。
友人の一人は、私と良く似通った習性があるにも関わらずセカンドバッグを持っていました。
案の定、パチンコ店で台移動の際にどこかに置き忘れ戻って来ずでした。
私の場合は必要最低限の荷物は持たず、財布にはウォレットチェーンを付ける事を義務付けました。
友人はそれ以来セカンドバッグから卒業し、釣りをする人が必ず着用する多ポケットのベストを愛用することにしました。
それはいわゆる「着る鞄」となり、彼は「紛失」という状況から脱したのです。
鞄会社の皆さん、スーツの下に「着る鞄」の開発を是非お願い致します。