図鑑閲覧
投稿日:2012/05/03おじさん図鑑と言うものが存在するそうです。
中高年男性を見た目や行動などの特徴で分け、
ユーモアたっぷりのイラストと文章で紹介するのがおじさん図鑑で、
上の空な「たそがれるおじさん」に、ベルトの位置が高い「ハイウエストのおじさん」、
車内などで隣の「人の物をのぞくおじさん」は
「気になってちらりというより、内容をしっかりつかみ取ろうとしているようだ。ずうずうしいといえばそれまでだが、一応すましているところがおもしろい」と
分析されているそうです。
この図鑑が結構売れていて、購入者からは「どれが父に当てはまるか家族でクイズをしてます」
といった感想も届いたそうです。
まったく読んだことはないけれど、自分の奥さんや子供などに
「お父さんは・・・そうね、この「小太りだけど貧乏そうなおじさん」に当てはまるわね!」などと言われたら、
一家団欒を奇声と共に破壊したくなったりしないのでしょうか。
図鑑の活用法も、「眺める」という枠を出てはいけないように思います。
子供がバッタを見つけて図鑑を手に勉強するのと無邪気さが違います。
おじさん図鑑を手に「あのおじさんはどれに当てはまるかな?」などと
笑顔でページをめくり、「あっ!きっと「昔はフサフサだったおじさん」だね!
えーっと、あきらめがつかない心を髪の毛がカバーしているように思っているのは本人だけ、だってさ!」と
大声で発表してしまったら、半径5mの周りは「そうね、あきらめたら終わりだもんね」と
自分の人生に何ら関係ないおじさんの過去や今の気持ちを無駄にインプットしなければならず、
また、当てはめられたおじさんは「そうだ、坊や。 今の自分がずっと続くわけじゃないんだぞ」と
恥ずかしさを通り越して遠い目で子供を見つめる他なくなることだってあります。
世のおじさん達はより一層気を引き締めて生きなければなりません。
はい、私も含めて。