料理器具

投稿日:2013/11/27
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料理に必要なのは、多少の腕と面倒くさがらない気持ちだと思います。
一人暮らしで作った料理ともいえない料理達は、
ただ一点「お腹を満たす」という部分だけで、
味とか見た目とかは結構ひどいものでした。
ドラえもんに出ていた、カレーライスやシチューなどが
木になる木の実みたいなのがあればいいのにな、と
思ったことは誰しもあることではないでしょうか。
滅多に料理はしませんが、
料理道具などを眺めるのはとても楽しいものです。
誰しも思う面倒臭さやわずらわしさを、
何とか解消しようという思いがにじみ出ていておもしろいです。
例えば「ふしぎなお皿」という商品があります。
魚や肉、卵料理まで調理できるお皿で、
肉なり皿にのせてレンジで加熱すれば、肉が焼けるというものです。
どういう仕組みになっているのか分かりませんが、
調理器具もこのくらい手軽感をまとってきているわけです。
しかし思うわけです。
レンジという代物は時にふしぎな現象を起こします。
例えばレンジ内真ん中に配置し、あたためボタンを押したとしても、
半分だけ温まるということがあります。
お前の仕事は加熱っちゃうんか!とレンジに対して声を荒げ、
向きを反対にして更に加熱すると、最初で温まっていた方が更に熱を帯び、
焦げる、硬くなる、といったことが起こったりします。
私としてはふしぎなお皿に乗せた肉は、
半分レア、半分ウエルダンといった、ふしぎな肉になりやしないかと思う訳です。
他に「HOTデシュラン2」という商品があります。
これは調理ができるお弁当箱だそうで、
一番下にお米が炊ける装置が付いており、
その蒸気で上部のおかずなどを温めることができるのだそうです。
例えばお米と水を下部に入れ、上段に味噌汁、煮物、エビフライなどを準備し、
傾けないよう、こぼさないよう、慎重に運びます。
それを会社なり、学校なりに持っていき、スイッチを入れておきます。
そうすると社内あるいは教室内で、地味に聞こえてくるわけです。
「ゴボッゴボゴボゴボ シュシュシュ ゴボッ」
パソコンを打つ音が鳴り響く中、先生が一生懸命話している中、
地味に米を炊いているのです。
炊けてくると辺りにご飯の香りが漂います。
悪いことはしていません。 少し変わった弁当箱を持ってきているだけです。
しかしながら、確実にその人の影のあだ名は「炊飯」になります。
便利だな、良いな、と思うものには、それだけでは済まない何かがあるのかもしれません。


カテゴリ:グルメ