胃衰退期

投稿日:2013/12/16
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冬の食べ物と言えば、やはり鍋を思い浮かべます。
じゃあ、何鍋にする?という問いに対して、
一番最初に思い浮かぶのが「湯豆腐」です。
去年あたりまでは、悩んで「キムチ鍋」とか「もつ鍋」とか、
そういったものを思い浮かべていたのですが、
40才を境に一気に「湯豆腐」が浮上してくるのです。
これを老いと呼ばす、何と呼ぶでしょう。
特に脂質に対しての欲は、右肩下がりもいいとこです。
ざるそばを食べる時も、前は「天ぷらとか欲しいな」と、
密かに思っていましたが、今では「天ぷらはむしろ要らない」
という所までやってきました。
帰れま10を暇で見ていて、そこが居酒屋だった場合、
必ずと言っていいほど「唐揚」や「ポテトフライ」が出てきます。
39才までは「そうだよな、やっぱポテトフライは頼むよな」と思っていましたが、
40才になった途端「サラダでもシーザーサラダとかは無理だよな、
唐揚?ポテトフライ?いやいや、全然惹かれない」
と言ってしまうまでになりました。
たった1才の差で私の胃はどうしたというのでしょうか。
私の愛読書、東海林さだおの丸かじりシリーズでは、
ビールには串カツやエビフライだ!と言っていて、
39才までは「そうだそうだ!脂っこさをビールで流す。分かる分かる」
という感じでしたが、40才の今読むと、
「いやー、ビールに串カツもいいけど、できれば枝豆とかじゃこおろしとか・・・」
というショージ君からすれば非常に淋しい感想を述べねばならなくなりました。
このまま行くと、私の50代・60代・70代はどのような食生活なんでしょうか。
まさかの草食系男子に胃の方からモデルチェンジしていくとは思いもよりませんでした。
いつの日かカーディガンが似合う私がいるのかもしれません。


カテゴリ:グルメ