剣之精神
投稿日:2013/12/25るろうに剣心のアニメがテレビでやっていましたので、
暇つぶしがてら見ていました。
ずいぶん前に見た事あるようなないような、
といった感じでしたが、
登場人物はそれとなく覚えていました。
ただ、その登場人物の中の準主役的な女子、
薫の一挙一動に非常に違和感を覚えました。
彼女は何故あんなにもハイテンションなんでしょうか。
色々なことに怒り、笑い、ドタバタと動き、
ハイジを彷彿とさせるハイテンションぶりに、
私の低いテンションでは到底付いていけませんでした。
ストーリーの設定上、全員がローテンションでは話が進まないように、
誰かしらテンション高めの人がいないと難しいのかもしれません。
そうすると女子にテンションの高さを求めるのか、
他のキャラに求めるのかで、漫画の毛色も変わってくるのでしょう。
女子にハイテンションを求めた場合、
だいたい思い浮かぶのは高橋留美子の漫画です。
あとは女性が主役のものは、テンション高めが多いように思います。
その他の漫画の場合では女性はそこまでテンションは高くありません。
その分、他のキャラが高いテンションを保つわけですが、
例えばドラえもんの中の静ちゃんが高いテンションで設定された場合、
誰が静ちゃんをツッこむのか気になります。
やはり静ちゃんは冷静にお風呂を覗かれなければなりませんし、
そうでなければドラえもんのほのぼのした雰囲気が出てきません。
ガンダムのセイラさんが高いテンションで設定された場合、
アムロは泣き言をそうそう言えないようになってしまいます。
ガンダムの深いテーマがセイラのせいで薄っぺらくなってしまいます。
そう考えると登場人物の多くがハイテンションな、
ハクション大魔王とかタイムボカンシリーズなどは、
ある意味それでまとまっているのだからすごいように思います。
ふと自分に置き換えてみると、
私の高校時代の友人たちの多くは落ち着いた感じでした。
また、大人になってから知り合った友人Sは私と共に騒ぐ感じでした。
そうすると高校時代の友人たちはセイラさんであり、
友人Sはドロンジョの役割という訳でしょうか。
そうすると私はどの場面でもハイテンションな役割、という訳です。
るろうに剣心の薫に違和感を覚えるのは、
むしろ甚だしいことだったのかと気付かされた瞬間でした。