一九九四

投稿日:2013/12/27
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1994年、というと私が21才の頃です。
高校生の3年間はテレビのない部屋で、
世間の出来事から孤立した毎日を過ごしていた為、
卒業後に名古屋に出て一気に都会感が私の周りに溢れ、
時代というものを急激に感じながら過ごしていた時でした。
ずいぶん昔のことだけど、
ほんの少し前のような1994年。
その時の歌謡祭がやっていたので戯れに見てみました。
まず、タイトルのスーパーがこれでもかと言うほど古く、
こんなに古さを感じるものなのだろうかと、
驚愕するくらいのものでした。
そしてアナウンサーの次に登場したのは、
総合司会の宮本亜門と牧瀬里穂でした。
ハイテンションな彼らが何故か異様に恥ずかしく、
文化祭とか大きなイベントで同学年の誰かが壇上に上がり、
やる事なす事がスベって終わった場合、
同学年の多くが自分の事のように
何か恥ずかしいと思ってしまう現象と
同じ作用が働いていました。
それから歌手の皆さんが色々と出てくるのですが、
その合間合間に宮本亜門と牧瀬里穂の
いわゆる壮大なコントを見せつけられているようで、
何だか居た堪れない気持ちになっていきます。
その年を締めくくる歌謡祭です。
選ばれる歌手の皆さんはもちろん、
その当時に大いに活躍をした人たちです。
だからこそ総合司会の二人もその年を反映する人選であると思いますが、
その当時の私の記憶に宮本亜門も牧瀬里穂も、
まったく登場していませんでした。
ナンシー関が歌謡祭の司会における宮本亜門のスベリっぷりを、
その当時から文章にしたためていた事を思い出しました。
20年くらい経っても決して揺るいでいない、
ナンシー関の鋭さに改めて感服する歌謡祭でした。


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