仁丹小父

投稿日:2013/02/11
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人は外見で判断することがあります。
例えば昔のマンガのエンジェル伝説では、
強面の主人公が外見のイメージだけで様々な人に
怯えられ、殴られ、不良同士の抗争などにも巻き込まれていくという話です。
本当は違うのにと思っていても、
人にはそんなにたやすく伝わるものではありません。
キャラクターを作成する際にも、
やはりキャラの設定に沿った「顔」というのは大きな役割を占めます。
ゆるキャラでも、もちろんキャラの個性というのも大事ですが、
やはり愛玩動物的に、可愛さというのもポイントです。
そんな中、仁丹のパッケージにいる通称「仁丹おじさん」が、
この度若返ったそうです。
若返るというのは、一体どういうことでしょうか。
ビフォーアフターを見てみても、パッと見よく分かりません。
よくよく見ると目の下のシワがなくなり、
若干キリッとした表情を新規仁丹おじさんはしています。
広報担当の方は今までは50代に見えていたが、
30代に若返ったので「仁丹君」として親しんでほしいと言っています。
もう一度だけ言います。
決して大幅な変更がなく、見た目年齢はさほど変わりません。
「仁丹おじさん」からいきなり「仁丹君」とは呼びづらいです。
言わば隣に住んでいるハゲたおじさんが、
増毛をし見た目年齢が20歳くらい若返ったとして、
「ヤマダのおじさん」と呼んでいたのを「ヤマダ君」とは言えません。
何せ仁丹君は顔を多少変えたとしても、
服装はあのナポレオンっぽい衣裳ですから、それも大きく作用している気がします。
仁丹君として呼ぶのであれば、
ナポレオンがかぶりそうなあの帽子をニット帽にしてみるといいかもしれませんね。
仁丹君、色々言ってすいません。


カテゴリ:企画会議