畜肉台詞
投稿日:2013/02/13「とってもジューシー」について考えていました。
以前は、このフレーズはパイナップルや桃などの、
いわゆる『搾ったらジュースになる系』の、
主として果物にのみ使用されていました。
みずみずしさや新鮮さを表しており、それ以上でも以下でも無い言葉でした。
それが今や、唐揚げやハンバーグなどの畜肉の料理に対しても使われています。
むしろ最近は果物から畜肉への移行が目立ち、違和感を感じている日々なのです。
そこでよく使われる表現に「肉汁のジュースが!」です。
確かに果物も畜肉も、ミキサーで粉砕すればジュース状にはなりますが、
後者の方は飲み物にはなりません。
また、「この肉汁のプールにずっと浸かっていたい」とか
「肉汁を浴びたい」とか、これらの表現もおおよそ畜肉から得る言葉ではありません。
想像して下さい。絶対に嫌です。
ジューシーであることの意味ですが、
やはり「水気が多く濃厚で甘い様子」と辞書に載っているようなことだと思われます。
そうなるとどうでしょう。
水気の多い畜肉は「どうした?」となってしまうことでしょう。
スーパーで陳列されている肉の良しあしは「水気」に左右されるなんて、
あんまりな事ではないでしょうか。
そこで私が提案したいのは唐揚げやハンバーグなどに対しての表現は、
「シミール」ではどうでしょうか。
決して果物などに連想されないニュアンスではないかと思います。
シミール=染み出る、染み込むなど、何か仕掛けを感じてしまいます。
一つ目のシミールは旨みが染み出る、です。
一口噛めば肉と肉の間から「シミール」のです。
主に噛みながら「とってもシミール」と言ってもらいたいです。
二つ目のシミールは「味が染み込む」です。
肉の味の向こうにきちんとタレの味が、調味料のさじ加減が「シミール」のです。
こちらは食べ終わりの感想時に「お肉に絶妙シミールです」と言うべきでしょうね。
旨みがシミーて味がシミーての場合は「シミールシミール」もしくは
「ダブシミー ※ダブルでシミール」などと言ってもお茶目でいいかもしれません。
言い方のポイントとしては「ミ」にアクセントを置くべきでしょう。
是非皆さん、「シミール」を三重県から発信させていきましょう!