行事食品
投稿日:2013/02/15皆さんはどういったバレンタインでしたでしょうか。
何となくですが最近の節分恵方巻の流れに押され、
あまりバレンタインという行事性は感じなくなったように思います。
それもこれも縁遠くなったということだけなのかもしれませんが、
少し前まではスーパーでも、やおら食品がハート型に形成され
バレンタイン商品としてにぎわっていましたが、
私が確認できたのはネギトロ用のマグロがハート型になっていただけでした。
そこだけのチョイスもいかがなものかと思いますが、
スーパー的にも、うかつにバレンタインに手を掛けるのは、
そこまで得策ではないと感じたからなのでしょうか。
チョコと言えば、私が一番好きなチョコ製品は「チョコフレーク」です。
子供のころにチョコフレークと出会った時の衝撃は、今でも忘れられません。
まず子供と言うのは誰でも一度は「コーンフレーク」に憧れを抱きます。
昭和世代ならこの感覚はきっと分かるはずです。
CMで流れる、少し深めの皿にコーンフレークを入れて、
牛乳をかけて食べるのが朝ごはんだなんて、信じられませんでした。
当時の私たちの朝ごはんは大抵「米」でした。
少しテイストが違えば「食パン」などですが、コーンフレークとなると
一気に都会の風が田舎に吹いてくる的な要素がありました。
カリカリしてそうなものに、あえて牛乳をかけて食べることも新鮮で、
近所にコーンフレークは売っていなかったので、CMだけで想像を膨らませていました。
そこに登場したのが「チョコフレーク」です。
これは菓子の部類に入りますが、
それでも「フレーク」という言葉には大きな破壊力があります。
初めて食した時に「止まらない」というのをかっぱえびせんのうたい文句以外で、
実体験で得たのは、このチョコとフレークのハーモニーが織りなす技ではないでしょうか。
かつては手にいっぱいチョコフレークを掴み、
口の中に放り込んであっという間の一袋完食でしたが、
最近になって久しぶりに購入してみると一袋あたりのカロリーの高さに驚き、
あの頃のようにむさぼり食える程の身体ではないことを悟り、
4つまみくらいで手を止めました。
様々な事を抑制している自分に改めて大人の実感を得たチョコフレークの日でした。