警察女史
投稿日:2013/02/17警察が取り締まりをしていました。
カーブの曲がり具合もたけなわとなっている場所にある、
電柱の陰からコチラを見つめていました。
少し進んだ広場で、赤地に白で「止まれ」と書いた旗を持った人や、
ヘルメットを被った人がいたので、
「ああ、さっきの彼が…」と気付きました。
本隊には、捕まった車が三台止められており、
沈んだ顔の大人たちが警察に何やら言われていました。
機械などを設置していないので、
きっとシートベルトか携帯かのチェックだと思われますが、
あの昔からの「家政婦は見た」風チェック方法については、
何か改善などは考えなかったのでしょうか。
取り締まりですので、できれば気付かれないことが最良です。
しかし家政婦は見た方式では、こちらが大抵気付いてしまうのです。
ドラマではいいんです。
見ていたことを視聴者に知らせなければ話は始まりませんが、
取り締まりですから、話はすでに始まっている訳です。
もちろん取り締まる際の警察側の何かしら規則があるのかもしれませんが、
あからさま感は改善すべき点ではないかと思うのです。
例えば変装をしてたたずむ。
普段着なら警察の人間とは誰も気づくことはないでしょう。
良ければ傍らに犬などを携えていても良いと思います。
散歩の途中感を演出するのです。
他にも男女の警察が道端でイチャイチャしていても構いません。
「何やってんだ〜コイツら、昼間っから!」と
茶々を入れられるくらいの体で取り締まれば、
ドライバーは油断すること請け合いだと思われます。
例え変装したとしてもバレたりしないか?と危惧されることもあるでしょう。
私は高校時代、当時の彼女と繁華街を夜の11時くらいに歩いていました。
自転車を漕ぎながらやってきた警官に、
「君たち!一体何時だと思っているんだ!」と呼び止められました。
彼女はとっさの機転を利かせ、
「この人は私のお父さんです」と言ってのけました。
上半身はかろうじてトレーナーを着用していましたが、
下半身はボンタンの学生服でした。
顔は多少老けていたとしてもボンタン履いた父親など、そうそういません。
しかし警官は「お父さんでしたか、お気を付けて!」と立ち去って行きました。
何が人を判断するかは、人にしか分からないものです。
ドライバーの皆さん、壁に耳あり障子に目ありです。
メアリー女史ではありません。