老人参加
投稿日:2013/02/20市町対抗駅伝がこないだ行われていました。
三重県内の人たちが「おらが市・おらが町」を優勝に導く為、
皆さん一生懸命タスキをつないでいました。
津の県庁前のスタートから、結局1位のチームのゴールまで
なぜかしっかりと見ていたわけですが、
駅伝の魅力というのは、タスキをつなぐことだけでなく、
思いがけず逆転したりする、
一筋縄ではいかないゲーム展開にあるんだな、と改めて分かりました。
各区間では小学生同士が、はたまた20才以上女子が、など、
それぞれの年代別等に競い合わせるわけですが、
基本的に若い力というのが圧倒的に多いわけです。
中には40才以上男子として私より年上の方々も走っていましたが、
最後のアンカーなどは20歳以上男子ということで、
やはり走り盛りな面々が最後のスパートをかけるのです。
それでは何やらゲーム展開としてつまらない、という印象もありました。
先ほども述べましたように駅伝の魅力は「逆転劇」ということです。
最後などは「ああ、このチームが1位だな」と楽に予想できてしまうので、
見ている側もよそ事をし始める分岐点だったりしますが、
もしも最後、ゴールまであと1kmの所からの走者を「80才以上」としたらどうでしょうか。
私が小さい頃、家の近くの保育所では3つの地区の子供たちが通っていました。
そして毎年運動会が行われ、メインイベントとして地区対抗リレーをやっていました。
保育所の子供たちから、それらの保護者などにバトンを渡し、
自分の地区を優勝へ導くため一生懸命走るのですが、
最後のアンカーは決まって各地区の区長が走ります。
区長と言えども、大抵が75才以上の老人ですので、
1位と2位の差が結構ついていたとしても、アンカー次第で展開は変わって来ます。
大逆転などはザラで、バトンをつないで1位を守っていても結果水の泡になったりもします。
しかし、老人の頑張る姿はほほえましいを通り越して笑いに変わり、
どこの地区が勝とうが、逆転で負けようが大爆笑で終わるというイベントでした。
市町対抗駅伝のラストも各地域の老人次第で勝敗が決まるとなると、
それはそれで大きなやりがいがあるのではないでしょうか。
「○町の今年のアンカーはかなり早いらしいよ」
「○市のアンカーは特別な練習をしているみたいだ」
など、各市町のアンカーに対する熱意が老人たちに再度情熱を生まれさせる、
とても良い機会になるのではないでしょうか。
そうなると視聴者としては最後の最後まで目が離せません。
このレース展開はきっと誰にも予想できないことでしょう。
一度、検討願います。