豆鬼退治
投稿日:2013/02/06今年も無事に節分が過ぎたようです。
スーパーなどに行けば、海苔巻を持ちウロウロする主婦、
そして店内に漂う酢飯と海苔の香り。
マスに入った豆をじっくり選ぶ老人。
丸かぶり用なのに「カットしてくれ」と店員さんに頼む老人。
ここぞとばかりに並べられるイワシたち。
日本中の一体どれだけの人が丸かぶったのかを想像しながら、
私はいつもと変わらない日を過ごしました。
子供の頃はせいぜい豆まきをしたぐらいでしたが、
昨今では豆まきにも安全性を求めています。
とある記事では「楽しく・安全な「豆まき」のコツ」として、
いくつかの注意点や準備などを載せていました。
まずは注意点、
ふざけない、走らない、制限時間を決める、
足下に転がる豆に注意、豆を強く当てない。
でした。
特に男の子は夢中になると周りが見えなくなることがあるので、
制限をつけた方がよさそうとの事です。
次に準備物です。
豆(固いもの)、鬼の面、子供たちに付き合うパワー。
でした。
一番最後の心得だけで私は挫折すると思われます。
そして一番のポイントは「豆まきとは何ぞや?」という事を教える事です。
きちんと豆まきの意義を理解させることが、
「遊びではない」ということで、より注意をして豆まけるからです。
しかし大人が鬼の面をかぶり、ひょこひょこ登場することが
遊びではないと言われても中々納得できないのが正直な気持ちではないでしょうか。
私が考える安全な豆まきは「エア豆まき」ではないかと思います。
心の中に鬼を想像し、力いっぱいのエア豆まき。
豆をぶつけられた鬼は苦悶の表情で倒れていきます。
福は内、と室内に力いっぱいのエア豆まき。
豆ではなく小判が降り注ぐことでしょう。
そしてエア恵方巻で幸せをかみしめ、掃除いらずの節分が終わります。
もちろん、節分業界からの大ブーイングありきで提案したいと思います。