科捜研女

投稿日:2013/03/16
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科捜研の女が最終回になりました。
いつだったか、ぼんやりテレビのチャンネルを変えている時に
たまたまこの番組を発見しました。
以来、何も考えずに見る番組としてインプットされ、
ちょいちょい鑑賞していました。
やっと登場人物の把握が出来た頃に最終回となってしまいました。
話としては、毎回ほぼ殺人事件が発生し、
遺体や現場に残された、髪の毛や肺の中の水やらの僅かな物証を手掛かりにして、
科学捜査チームがそれぞれの立場で頑張る姿勢でチームプレイを繰り広げた後に、
真相を究明して見事に事件を解決して、
主人公の女性と上司の男性が京都タワーの見える建物の屋上でしみじみと「今回の事件は…」と背景なんかを振り返って終わる、
というものです。
全体の雰囲気としては局は違いますが水戸黄門なんかの作りと同じです。
笑いにくいギャグ要素を少し織り交ぜる感や、
とりあえず最後はハッピーになるように解決していく勧善懲悪な点が、
若い世代にとっての時代劇そのものです。

例えば『殺人事件』は『悪代官の悪政』ですし、『チームプレイ』は『弥七の風車』、
『真相究明』は『印籠の披露』に該当します。
他にも『八兵衛はダンゴ好きでウッカリさん』等の登場人物のキャラクター設定をしっかり把握していないと理解出来ないシーンが多々有る点も同じです。
沢口靖子が演じる「榊マリコ」には、お銀のような入浴シーンは皆無です。
個人的には昔、昼ドラの「はるちゃん」で主人公の仲居さんをやっていた、何とかという女性を応援していましたが、
「榊マリコ」が、いつもの白衣で相手を真っ直ぐ見つめて語る様子に、グッときている人がいないとも限りません。
かつてナンシー関が『沢口靖子と高島政伸はぬいぐるみの演技』と書いていましたが、
更に進化して着ぐるみの演技になっていたのも、惰性で見るのに適していたのでしょう。
続編の時には、益々パワーアップになる気がしています。
最終進化系はロボット沢口でしょうか。
沢口メカでしょうか。


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