初岩盤浴
投稿日:2013/04/08初めて岩盤浴に行きました。
固い岩の上に寝させられる点で、今まで敬遠していたのです。
年令を経て、運動した翌日・翌々日に肩や腰が痛むようになりました。
時間差筋肉痛症候群です。
いずれは膝や顎等もガタがくるのでしょう。
そうなってしまってから岩に寝る勇気は無いので、
今のうちに体験しておく事にしたのです。
近所の温泉施設にある情報を入手してましたので、
翌日に予定が無い日に行ってみました。
文庫本も持ち込んで、万全の態勢で挑みました。
受付カウンターで「岩盤浴」と告げると、手提げ鞄を渡され予約の時間と「七番」と囁かれました。
手提げ鞄にはタオルと服が入っていました。
茶色い作務衣みたいな服に着替えるんだそうです。
着替える場所は、普通の温泉に入る人達と同じスペースです。
その着替え部屋の端っこに「岩盤浴はコチラ」と扉があり、
そこへ侵入して岩に取り組むシステムでした。
私以外の皆は、服を脱いで風呂に浸かったり、
風呂から上がって体を拭いたりしていました。
見馴れた風景ですが、私だけは服を脱いで服を着る作業をせねばなりません。
その作業をホリチンの爺さんが見物してるのに気付きましたが、
後ろめたいのはコチラなので珍しく無視していました。
作務衣の下にパンツを履くのかで葛藤が起こりました。
履いてない方が何かと気持ちよさ気ですが、
見知らぬ他人の股間と布を共有するのはどうかと思われました。
しかもLサイズですので、パンツは現状のモノを流用する事にしました。
見事、着替え終わって秘密の扉に近づきましたが、
予約した時間にまだ20分もありました。
裸の濡れた男衆と裸の濡れてない男衆の狭間で、
綿棒で耳を掃除してみたり、踵の角質が柔らかくなるクリームを擦り込んでみたりしてました。
ようやく時間になりました。
扉の中は薄暗く、静かにインド音楽みたいなのが流れていました。
この暗さでは読書は無理でしょう。
沢山並んだ中から見つけた七番の岩のベッドに、
バスタオルを引いてスタートです。
暖かい岩は不思議と硬さを感じさせず、
沢山汗をかいて心地好い時間を過ごせました。
はまりそうです。