男子旅行
投稿日:2013/06/03男旅、というフレーズを聞くと某車のCMのように
父と息子の親子旅、のイメージが沸きます。
先日、観光地にいった際に一番多く目についたのは「カップル」でした。
続いて「家族連れ」「女子同士」「男女混合グループ」そして最後に「男子同士」です。
女子会というのがあるので、女子同士の旅も女子会の延長上のような雰囲気で
そりゃ楽しいだろうと言うのは分かりますが、
男子同士で集まって、というのには何を足しても
「不毛」にしか思えないのはどうしてでしょうか。
女子会ならぬ「男子会」という名目で集まり、酒を呑んだにせよ、
「そこに未来はあるのかい?」と言ってしまいたくなります。
ましてや旅です。
観光地を闊歩し、お土産などをチョイスし、
チェックインをして風呂に入り、
酒を呑みながら夕食を食べ、また風呂に入り、
皆で布団を並べて寝て起きて、
朝ごはんを食べてチェックアウトをして、また別の観光地に行く。
合間、合間はどういった感じなのでしょうか。
まず、観光地を闊歩してお土産をチョイスする時。
「俺、このお菓子にする」など言ったりするのでしょうか。
または無言で選び無言で購入し、何食わぬ顔で歩くのでしょうか。
お風呂にしてもそうです。
同じ部屋な為、施錠の関係で勝手に風呂に行くわけにはいきません。
行くなら行く旨を、または連れ風呂しなければなりません。
「俺、風呂に行くけど、どうする?」という問いかけや、
リーダーシップを発揮して「おいー、風呂に行くぞー!」と
若干はしゃぎ気味で宣言するのでしょうか。
酒が入れば別段問題はありませんので、
夕食はスムーズに流れると思われますが、
就寝時などは同じ部屋な為、寝る前には色々決めねばなりません。
一斉に寝るのか、起きているなら誰が電気を消すのか。
「おやすみ」の言葉もきちんとかけないといけないように思われます。
そして朝です。
眠い目をこすりつつ、朝食を食べるのですが、
その時の「おかわり」などはどのような感じなのでしょうか。
おひつが食卓の真ん中にあるとは限りません。
おひつが近い人に「悪いけどよそってくんない?」と言ってみたり、
「温泉卵、うまいな」などと発言したりするのです。
そして朝食が済んだら各々準備を整えチェックアウトをする時に、
「楽しかった旅行が終わるな・・・」と、
センチメンタルな気分を味わいながら宿を後にするのです。
最後に発する言葉は間違いなく「また、行こうな」でしょう。
不毛です。