糸屑散乱
投稿日:2013/07/05アベノミクス効果なのでしょうか、
今まで安めの路線で走っていた飲食店などが
ちょっと豪華な商品を出したりし始めました。
もちろん、消費者が手を出すだろうという予測の元、
そういった事を実行できるのだと思われますが、
私の所にはアベノミクスの欠片も届いていません。
前によみもの内で書いた、同級生とのファミレスのように
1,000円以上の物には手を出しにくいですし、
別の機会で訪れたファミレスでも、
私以外の全員が食事をする中「食べてきた」という理由で
フリードリンクのウーロン茶を2杯飲んで終わるというのも、
300円程度で済むならそれで、という強い思いから
いい匂いが漂うテーブルに座りながらも
デザートなどにも手を出さないでいる貫きようです。
夏になると毎年、頭を悩ませるものがあります。
それは夏用に替えている布団の敷きパッドが、
劣化の為に5mm程度の糸屑を常に放出するという嫌がらせを行い、
パジャマに付着した糸屑はいつの間にやら部屋全体へ拡散し、
床の隅に点々と漂っているのをずっと見てきました。
「買いかえればいいじゃん」という声は何年も前から届いています。
もちろん私も「今年こそは替えよう」と思いながらも、
何となく先延ばしにしているのです。
「もし、この敷きパッドにある糸屑がすべて放出されたら」と
淡い期待を抱きながら毎日横たわるのですが、
見た目にもう糸屑出なさそうにしていても、
やはり部屋の隅に散乱していたりします。
私の所へアベノミクスが訪れる日は、少し贅沢なご飯を食べる事でも、
ちょっと値の張る時計を買う事でもありません。
敷きパッドを衝動的に購入する時なのです。