遊戯機器
投稿日:2013/09/12巷ではPS4の発売時期をニュースで流すさなか、
私の家にようやくPS3がやってきました。
最初にPS3が発売されたのは2006年ということで、
私の思いは7年越しという、
恋愛なら純愛に匹敵する年月を経て手に入れることが出来ました。
小銭の購入貯金をしては、突拍子もない出費に貯金を崩し、
また貯め直すといったことを繰り返し、
あと少しと言うところで強行策に出ました。
ビールの購入を半分以下に減らしたのです。
生活の中での楽しみの一つに飲酒をあげているのですが、
あげる分だけビール代というのは少々かかります。
例え格安ビールでも激安という訳にはいきません。
ましてや外へ飲みに行かない分、
家での楽しみとして「いいじゃないか、いいじゃないか」と
飲んでいたのをグッとこらえて幾月。
浮いたお金でPS3をゲットできたという訳です。
だったら早くそうすりゃ良かったじゃないかとお思いでしょうが、
そこはそれです。 人にはペースというものがあります。
そもそも小銭を貯めてPS3を買おうと思う時点で、
40才の男としてアウトなんだということも自覚しています。
そんな訳で充実したPS3ライフを送っているのですが、
困ったことがあります。
夜寝る前には何かしらの本を読んでいるのですが、
今読んでいるのが東海林さだおのまるかじりシリーズです。
東海林さだおが食べたり飲んだりしていることが
書いてある本なのですが、
読んでいると決まって「グー」とお腹が鳴ります。
そして気付くとよだれが垂れていたりします。
横を向いて寝ているから、という理由もあるのかもしれませんが、
そういう時に限って読んでいる頁が、
「串カツを食べて油まみれになった口の中をビールで洗い流し・・」とか、
「まずは一杯、キンキンに冷えたビールを・・」など、
ビールとおつまみの素敵なハーモニーが描かれているのです。
これではまるでパブロフの犬です。
もうPS3も買ったんだし、前の飲酒生活に戻ればいいじゃんとお思いでしょうが、
そこはそれです。 人にはペースというものがあります。
一度浮いたお金を知ってしまうと、
いかに自分が形の残らないものに費やしてきたのかよく分かるもんなんです。
しばらくはPS3に没頭して、ビールの存在を忘れたいと思います。