豆苗育成

投稿日:2013/09/25
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大阪のおばちゃんは買ってきたネギの根っこを捨てずに残し、
またそこからネギを育てると、以前テレビで見たことがありました。
先日、豆苗という野菜を購入しました。
初めて食べるものでしたので、
どういった料理に使えるのかパッケージの裏を見ると
切り取った後、水につけておくとまた生えてくるよ!
といった事が書かれていました。
ネギを買っても上記のようなことが書いてあることはありませんが、
豆苗については自ら「生やして下さい」と太っ腹な発言をしています。
豆苗というのはえんどう豆の芽で、
スポンジ状の土台に豆が点在し、
下には根を、上には芽を生やしていました。
でかいカイワレ大根みたいな見た目です。
このスポンジ台を水につけておくと良いということで、
半信半疑で水に浸して置いておきました。
1日、2日と特に変わった様子はなく、
本当に生えるのか?と半信半疑からほぼ疑いの目で見ていました。
3日目になって、ふと「日光浴でもさせてやるか」と窓際に豆を移動させました。
すると待ってました!と言わんばかりに新芽が一斉に出てきたのです。
それからの生育スピードはすさまじいもので、
みるみるという言葉がピッタリな勢いで育っていきました。
日中は窓際に置いておくのですが、夜などはテーブルに放置という
スタイルを取っていましたが、少しでも光を浴びようと、
気が付くと蛍光灯の光る方向へ芽たちは向かって伸びています。
健気という言葉がピッタリな豆たちに、いつしか
「大きく育てよ」といった親心のような気持が芽生え始めました。
そして初めて気付きました。
豆苗がなぜ自ら「生やして下さい」とアピールしていたのか。
一度生やしたら、無下に刈り取って食べれやしないだろう。
たぶんきっと、その様な想いを抱いた人たちは
「マイ豆苗」を複数所有しているのだと思われます。
豆の力はあなどれません。


カテゴリ:グルメ