振掛勝負
投稿日:2014/10/29持参している弁当に、大抵ふりかけを携帯しています。
ふりかけ、というのは便利でもあり不便でもある商品です。
弁当で言えば、弁当のおかずだけでは足りない場合、
ふりかけは非常に有効です。
それだけで事足りてしまうパワーがあるからです。
ですが、通常の食事の際、ふりかけは「ない」方が良い訳です。
食事のおかずで十分足りるけれど、
誤ってふりかけをかけたが最後、白いご飯はふりかけ色に染まります。
東海林さだおも書いていましたが、
ふりかけは他の何にも合わないからです。
とはいえ、旅先で立ち寄った食事処で、
例えば名物の猪肉の焼肉定食とかを食べる際、
もしテーブルに「御自由にどうぞ」と書かれた、
ご当地っぽいふりかけが置いてあった場合、
絶対猪肉に合わないと分かっているけれど、
「ちょっと味わってみたい」とかけてみたくなるでしょう。
それが、ふりかけの魅力だったりする訳です。
そんなふりかけも全国津々浦々、様々な種類があります。
そしてこの間、全国ふりかけグランプリというのが開催されたそうです。
熊本県で開催された為、エントリーされたふりかけの数々は、
西日本が多くエントリーって感じですが、とにもかくにも開催されました。
私のふりかけに対する知っている味は、
「たまご、かつお、さけ、たらこ、やさい」くらいです。
プラス、ゆかりとかその程度でしょうか。
今回のグランプリで1位を獲ったのは、
いか昆布(兵庫県)でした。
限りなく薄くスライスしたイカと昆布、オキアミで作った、
海鮮風味満載の一品だそうです。
兵庫県ってイカも昆布も関係なさそう、とか思ってはいけません。
エントリーされた、だいたいの商品は海産物系が多く、
やはり「かつお」関係はあちらこちらに出没していました。
確かに、「かつお」というのは味にはっきりとした違いがでます。
私が普段利用している某キャラクターが載っているふりかけは、
「たまご、さけ、やさい」の違いはよく分かりません。
かろうじで「たらこ」はほんのり辛みがあるような気がする程度です。
かつおはそれらと比べるときちんとした個性があります。
ふりかけというのは、ある程度の個性がないと難しいのかもしれません。
もし私がふりかけを考えたとして、作ってみたいのは「味噌汁」ですね。
忙しい現代人の朝食の定番って感じでどうでしょうか。