機種変更

投稿日:2014/11/03
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最近、色々ワケあってスマホを持つことになりました。
まず、携帯にはない様々な繊細さが私を襲います。
何をするにも恐る恐る、
まるで赤子を扱うように接している自分がいます。
防水ではない為、手汗をひどく気にかけねばなりません。
一作業で7回くらい手を拭う行為が入ります。
また落としてはならぬ、と言うプレッシャーが
私を更に汗ばませます。
カバーなどをあてがったり、
画面にキズを防ぐシートを貼ってみたり、
スマホは携帯に比べると、
何かしらと過保護にしなければなりません。
もちろん便利な部分もありますが、
操作の仕方などちょっとしたことで
つまづくことが多々あります。
謳い文句で言えば、「直感的な操作で説明書要らず」
と言ってるくせに、私の直感はことごとく拒否され、
全く前に進まないなどもあります。
製作者と私との根本的な頭脳の違いを
まざまざと見せられる瞬間です。
やたらとWi-Fiにつなげと言う目線の先に、
田舎と言う現実は入っていないんだろ?
と製作者に対する怒りも芽生えてきます。
写真を撮ればやたらと「友達に見せよ」と言ってきます。
「友達と繋がれ」と誘ってきます。
たぶんですが、そういうのを考えた人は、
「友達100人できるかな?」の歌を
忠実に実行したいんだろうな、と勘繰ってしまいます。
ちゃんと使う為の作業をしていると、
どんどんとバッテリーが減ってきます。
それは所謂、主人公がこれから戦いに行くのに、
色々装備して薬とかも持って、
さぁ行ってこい!と肩を叩かれた瞬間、
死亡するのと同じ事です。
いや、これからだろ?と。ここまで書いているとスマホの良さが全く出てきていません。
そんなに言うんなら、
何でスマホを持つんだ!と言う
怒号さえも飛んできそうです。
確かにそうです。
スマホに対して良いことがありません。
ただ私が唯一、スマホにして良かったと思うのは、
スマホを持った旨を友人に連絡した際、
スマホには「タップ」や「ピンチイン」と言う言葉があり、
「ピンチイン」はスマホを二本の指で拡げながら近づいていくという、とても卑猥なる操作です。
人前では間違っても「ピンチイン」などと口にしてはなりません。
と教えてもらった事です。
「ピンチイン」の操作をする際にだけ、
スマホで良かったなと思います。


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