大人子供

投稿日:2014/02/12
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大人か子供か、どちらかに軍配を上げるなら
断然大人になることでしょう。
何せ大人は自由度が高いのです。
ゲームで夜更かししようが、好きなモノばかりを食べ過ぎようが、自己責任で全て解決です。
考えてみると、子供の頃は色んなものに縛られていました。
そういう、昭和時代のルールみたいなものは、
今の子供世代には不思議に映るのでしょうか。
それとも、まだ今も存在するのでしょうか。
私などはベビーブームの真っ只中の世代ですので、
学校も管理教育にしゃかりきにならざるを得なかったんだと思われます。
例えば、小学生の頃はシャーペンは使用禁止を言い渡されていました。
全員エンピツで、明日の準備には必ずエンピツをトントンに削るという作業が毎晩入っていました。
シャーペンを初めて使った時の、
いつまでも削りたてのロケット鉛筆以上の書き心地に、
非常に感動した記憶があります。
今の学生にとっては当たり前のことなんでしょうか。
冬でも体操着は半袖半ズボンでしたが、
今思えば『子供は風の子』を強制的に体現しているかのような、
無謀なスタイルでしたが、そんなもんだろうと思っていました。
何なら青っ鼻を垂らしつつ半ズボンで登校するくらいでした。
給食は残さず食べるものでした。
好き嫌いがまかり通ることはまずありませんでしたし、アレルギーと言う言葉すら知りませんでした。
食べるのが遅い子は
いつまででも食べ終えるまで給食時間になっていました。
清掃時間でホコリが舞う中、
必死になって泣きながら完食を目指すものでした。
学校を休んだ子の給食で、
プリンやミカンは争奪戦でしたが、
パンとジャムだけは、その日配布されたプリントと共に
その子の家に届けられていました。
誰もが平等をうたいながらも、
学校でウンコをすることだけは、
どんな人でもタブー扱いとなっており、
どんな事情があろうとも、
学校でウンコした子のレッテルは、
結構長い間張り付いているものでした。
ただ、土地柄と人によって上記のルールは当てはまらない場合があります。
私なんかは学校でウンコは全然平気でしたし、
ウンコをする為に屋外トイレにはびこる、
他の地域よりデカめの虫を
同級生に駆除させてからするという
お決まりパターンまで確立されていました。
話がズレましたが、
子供というのは色々と縛られるからこそ、
早く大人になりたいと思うんでしょう。
無理やりな締めくくりではありますが、
そういう縛りが、実は必要な場合もあるのかもしれません。
ちなみに同級生に駆除させていた虫は、ゲジゲジです。


カテゴリ:同級生