九十文字
投稿日:2014/02/28ちょっとした楽しみとして、
新聞などに掲載されている試験問題を解いたりしていました。
かつて習った事を思い出しつつ問題に向かうのは、
頭の体操のような感じで、面白いものです。
もちろん、解けないものが多々あるので、
最終的には「飽きた」となり終わってしまう傾向にあります。
今日の新聞にはどこかの学校と思われる国語の問題が載っていました。
とりあえず国語と言うのは問題が出される元となる文章を読まねばなりません。
読み進めていくと何やら難しそうなことが書いてあります。
問題の一つに食べ物とは何かという問いに答えるのは難しい理由を、
本文に即して90字程度で説明せよ、と書いてありました。
本文には全く即さずに90字程度で説明したいと思います。
説明の前に色々食べ物について考えてみたいと思います。
食べ物というのは決して食糧ではないというのが私の考えです。
生きていく上で食糧を得るというのは重要な事ですが、
人間ですのでただそれだけではどうにも完結しないものです。
やはりプラスアルファを持ちたくなるのが人間と言うものです。
春は桜の下で飲み食いしたいものですし、
夏になるとバーベキューとかやはりしたくなるものですし、
秋はさんまの塩焼きとぬる燗で、
冬はやっぱり鍋とかをつつきたくなります。
母親が作るポテトサラダには絶対にレーズンが入っている事を思い出し、
赤いジャージ姿で連れて行ってもらったフランス料理では、
チーズの美味しさと食べる時の心持ちを教えてもらいました。
昔は好きだったロースやカルビは年齢とともに「あっさりした肉を」に変化し、
食べ放題よりも凝った料理を一品食べたいというダンディさを持ち始めました。
一言に食べ物と言っても味だけではなく、楽しみ方や思い出なんかも加わり、
「何か」と問われたら、そりゃ答えるのは難しいなと答えざるを得ないものです。
ということで、90字程度で説明したいと思います。
「食べ物というものは、まあ、色々あるんですよ、ほら、こういうものって括った所で面白くないっていうか、そういう要素が食べ物には見え隠れするんですヨ、まぁ、90字で説明しちゃダメって事で」
本当の問題と解答例については各々確認しておいて下さい。