我之文庫
投稿日:2014/03/01知らない方から、メールを頂きました。
『40代の男の人が主人公で、全世代が面白いと思うような、漫画か小説を知りませんか?
仕事で「山のように提出しろ」と言われているんですが、
普段本をよまないのが災いして、窮地に立たされています!
なにか知ってたら教えて欲しいです!』
40代男性の事は、40代男性に聞けって事らしいです。
この方がどういう状況かはさておき、早速、考えてみました。
真っ先に思い浮かんだのは、「右曲がりのダンディー」ですが、その後が続きません。
そこで考え方を変えてみました。
主役を張れる40代男性のイメージと言えば、間違いなく舘ひろしです。
舘ひろしが現在何歳かは知りませんが、
彼に賭けてみる価値は充分にありそうです。
舘繋がりで、「西部警察」「太陽に吠えろ」「あぶない刑事」がすぐさま出揃いました。
これらの中には、おそらく40代の男性も参加していた事でしょう。
そこで、「右曲がり」を加えた、それらの4作品を報告しました。
そいつはドラマ制作の仕事をしているらしく、
『既にドラマになってる作品はダメ』
『ギャグ漫画はダメ』
と、後だしで条件を突き付けてきました。
理不尽な展開ですが、こうなると舘ひろしでは到底打破できそうにありません。
推定ですが、お馴染みの東海林さだおは70代、
太田和彦は60代で大きく水を開けられています。
ふと町田康を思い出しました。
彼なら作家デビューも遅かったですし、見た目も若いですから40代で通用するはずです。
町田繋がりで筒井康隆も登場しました。
筒井繋がりで中島らもと小林信彦も参戦です。
「怪物が目覚める夜」には震えましたしね。
中島繋がりで大槻ケンジもやってきます。
しかし「グミ・チョコレート・パイン」は、童貞悶々文学ですので却下です。
となると、宮澤章夫を入れない訳にはいきません。
この辺りのオッサン作家の作品の中には、
40代男性が主人公でドラマ化されてないのも多数あると思います、
と返答を一週間前にメールしておきました。
いまだに返信は来てませんが、
改めて、私の本棚にはオッサンの書いた本ばかりが並んでいる現実に直面しています。
舘ひろし級のオッサン文庫なんです。