身体乃毛
投稿日:2014/03/30毎朝風呂に入り、身支度をするのが私の日課です。
身なりをきちんとする、という目的ではありますが、
シャキっとしたい、という気持ちのが多くあります。
話は変わりますが、最近の男の人は色々と整えています。
髪型はもちろん、肌質であったり、
高校野球を見ていてもだいたいの球児が眉毛を整えています。
私なんかは生まれた時から眉毛をいじったことはなく、
初めて眉毛を整えるということを知ったのは、
下宿時代に後輩の部屋に入った際に、
A(男)の膝にB(男)が頭を乗せて、毛抜きで互いに眉を整え合うというスタイルを
たまたま見た時でした。
もちろん、良からぬ関係を一瞬で想像し、
それ以来、眉毛を整えるというのは何か良からぬものを連想してしまいます。
高校球児の眉毛が描いたような形になっていたりすると、
眉毛でキャッキャッとはしゃいでいないで、練習しろ!と
反射的に思ってしまいます。
そんな訳で私の身なりを整えるというのは、
髭を剃る、寝癖を直す、の二点です。
しかしながら、ずいぶん昔から日本人は毛を整えたがっていたようで、
江戸時代では細眉が流行り、皆こぞって眉を抜いたり剃ったりし、
眉だけではなく今度は髭を含めた全身の毛も無い方が良いという風潮になり、
銭湯でこぞって脱毛をしていたらしいですね。
ちなみにその当時の脱毛は2つの石をこすり合わせて削り取るようにしていたみたいです。
やがては、ふんどしからはみ出る毛も粋と言えない事態となり、
これもまたせっせと脱毛に励んだようです。
男が毛を整える行為はとても昔からあったようですね。
ここで一つ疑問が浮かびました。
私は体毛が濃いのですが、ふんどしからはみ出る毛と、
その付近から生えている足毛との境が、濃くて曖昧になっている場合、
どこまで脱毛に励めばいいのでしょうか。
腹毛と陰毛の境目。足毛と陰毛の境目。尻毛と陰毛の境目。
どこまでいっても毛ですから、終わりなき脱毛の旅が始まりそうです。
私は現代に生まれて良かったな、と思いました。