関之意志
投稿日:2014/04/05大食い番組を見ると、毎回、
「ナンシー関ならどう評価するだろうか」という事を考えます。
そう言えば一時期、テレビブロスが『総ナンシー関化』と揶揄された時期がありました。
テレビブロスに投稿されるネタが、すべからくナンシー関に影響されていたからですが、
逆に言えば、ナンシー関のテレビの見方が正しい事の証明でもありました。
思えば私も若い頃から多分に影響を受けていますが、
切れ味の鋭さと偏った目線の出所から、著者が女性と気付くのには時間がかかりました。
写真を初めて見た時には、「ああ、やっぱり」と納得したものです。
そんなナンシー関が温かい目線で応援してたのが、
テレビチャンピオンの大食い選手権です。
普段の辛辣な筆使いとは違い、エール感に満ち溢れていました。
デーブ・スペクターはさぞや悔しかったと思われます。
彼女は著書の中で、「羨ましくない食物をただただ食べさせるのが良い」と教えてくれています。
グルメと対極に位置する事こそ、大食いの本筋なのだと。
有名料亭の自慢の品を何皿食べられるかでは無く、
茹でたサツマイモを何本喰らえるのかが正しいのです。
決して視聴者が「美味しそう」「食べたい」と思わない食物で競うのが、本来の姿なのです。
先日、大食いで売っている女性タレントが、
高速道路のサービスエリアの人気ランキング上位の食物を沢山食べる番組をしていました。
周りのゲストは、私も食べたい事をアピールする役目でした。
見ていると、地元の名産品を組みこんだ丼やラーメンやスイーツを食べてましたが、
羨ましく思ったのでチャンネルを変えましたが、
ナンシー関は、自分の腹が減るから羨ましい料理を禁止したのではないか
との疑問が生まれた瞬間です。