手羽先数
投稿日:2014/05/12居酒屋で、生ビールと手羽先唐揚一人前を注文して待っていました。
初めて入った古い店で、メニューに写真は無く、
筆で縦書きのスタイルです。
小さなテーブルが並んでいたのですが、
私の隣には若いカップルがサワーか何かを飲みながら座っていました。
生ビールが到着し、しばらくして手羽先がきました。
手羽先は想像以上のボリュームで、生ビールが足らなくなり、
嬉しい悲鳴で追加せざるを得ません。
せっせと手羽先を貪っていると、
鳥ワサがカップルのテーブルに届きました。
生ビールを追加発注して、手羽先を片付けながら隣のテーブルを見ると、
まだ鳥ワサしか届いていません。
私のテーブルは既に手羽先と手羽先の残骸と空きジョッキで、
キャパシティをオーバーしそうな勢いです。
「アナタ言いなさいよ」
「大丈夫だって」
「でも…」
そうこうしていると、隣に刺身盛り合わせが届きました。
手羽先のボリュームに比べて、鳥ワサや刺身盛り合わせは量が少なく、
この店の売りはテンコ盛りの手羽先なんだと確信し、
即座に見極めた自分を誉めてあげたい気分です。
隣の男性が店員に声をかけました。
「あのー手羽先四人前、まだですか?」
店員は「ちょっと待ってねー」と言いました。
しばらくして厨房とやり取りし、伝票を確認し、
再度厨房と強い口調でやり取りした後、
私の伝票を確認しました。
「これは僕の伝票ですよー」と優しく声をかけたのですが、
無言で立ち去り、厨房と激しくやり取りしていました。
やがて、隣に手羽先四人前が届いたのですが、
不思議なことに私の一人前よりもボリュームが無く、
よく解らないまま私は会計をして帰りました。
健康の事を考え、食べ過ぎに注意せねばなりません。