化繊矯正

投稿日:2014/06/19
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先日、なぜか母親からパンツを三枚もらいました。
ちょうど自前のパンツが次々と「僕はもう履けません」と
言わんばかりに戦線離脱していく最中でしたので、
突然の補充に非常に嬉しく思いました。
パンツに対して特に好みはありませんが、
とりあえずトランクス型だったら何でもOKな私なので、
何をもらっても履きこなす自信はありました。
母親からのパンツはきっと、今流行りのものなのでしょう。
私ではチョイスしない「ローライズ」と「ナイロンっぽい素材」でした。
初めて出会う形のパンツでしたので、
どんなんだろうと、若干楽しみに似た想いを抱いて履いてみました。
ローライズの感じは「下目に履く」くらいでさして何も思わなかったのですが、
ナイロンっぽい素材というのはパンツ史上初めてでしたので、
何やら不思議な感覚でした。
そして何よりも驚いたのは素材がなせる技なんでしょう。
ものすごいフィットするのです。
どのくらいのフィット感かというと、股間がこれでもかとクローズアップされるのです。
縫製の関係なのかもしれませんが、
ギュッと包み込み、逃げ場を失わせ、
若干アップアップした状態をパンツの中で作り上げるのです。
私が今まで履いていたトランクスやボクサータイプのものは、
良くも悪くもパンツ内は基本放置プレイでした。
ボクサータイプはトランクスよりもやや「ここがお前の居場所です」と
示されているものの、基本泳がす姿勢でした。
それが今回もらったパンツは「ガッチリ掴まれた」ような感じで、
捉えられた姫のようなたたずまいです。
私は夏場の室内は大抵パンツ姿でウロウロするのですが、
これではパンツで過ごす事を憚られてしまいます。
もしかして母親は「40才も超えた男がパンツでウロウロすべきではない」と、
私の行動を見越してこのパンツを渡してくれたのなら、
まさにその思惑通りの結果になっています。
通常、衣服などをもらった際にはそれを着て見せ、
「ありがとう」と感謝を述べるのですが、
このパンツに関しては言葉でしか感謝を伝えられません。
「あなたの息子の息子は、ただ今、姫の様な立ち位置です。ありがとう。」


カテゴリ:企画会議