ワンピースなどは非常に売れている漫画なので、
作者の人は大変儲けているのだと思われますが、
他の漫画家さんはどうなんでしょうか。
とある漫画家さんが自分の年収を公表しました。
それは「自分くらいの中堅の漫画家でも、
頑張って仕事に励めばこのくらい稼げるから、
漫画家になりたい人達、どうぞ夢を見て下さい。」
といった理由なんだそうです。
その額、年収4,200万円。
ちなみに私はこの漫画家さんを知らないので、
どんだけ知名度があるのかは分かりませんが、
何にせよ、目指す職業で漫画家は夢が持てそうな感じです。
しかしながら大体の少年・少女たちは、
一度は自分の将来の姿に「漫画家」を思い描いたのではないでしょうか。
まず一番最初に味わう娯楽は漫画だと思うので、
とりあえず「漫画を描いてみる」という行為は一度は体験したものと思われます。
私も、もちろん漫画を描いた事がありますが、
漫画家を目指す、目指さないの最初の壁は「画力」となります。
描いてみたいので頑張って描くのですが、
描けて人物、しかも同じ立ち姿。
背景などの細かい物は描けないので、いつも設定は「空き地」となり、
塀と土管を描いた場所に人物を配置して、
とにかく戦わせて終了といったパターンしかできませんでした。
ストーリーなどは自分が描く様々なものがワンパターンなため、
展開するような意欲はわきませんでした。
こうして人はその他の何かを見つけていくのですが、
もし「うまくいけば稼げる」と思うのであれば、英才教育的に、
漫画をどんどん子どもに描かせるといったこともアリなんじゃないでしょうか。
そういうのを考えている親御さんがまず解決しなければならないのは、
「どうやったら絵がうまくなるのか」という子どもからの問いに、
必ず答えなければならないということです。
土管を描いて空き地としていた私にとっては、
永遠に解けない問題のように思えますが。