秘密臍栗

投稿日:2014/06/25
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へそくりを皆さんはされているでしょうか。
私の中で「へそくり」というのは、こっそり貯めておくもの、
という風に思っているのですが、
それはいわゆる貯金とは別部門というイメージです。
例えばお小遣いの中からいくら分をへそくりへ回す、
とか、食費を節約して浮いた分をへそくりへ回す、とか。
それはサザエさん家で言えば、
サザエがミシンの中に隠し持っているとか、
マスオさんが本の中にそっと潜ませているとか、
そういった類のものだったりするのですが、
今のへそくりはちょっと私が思っているのとは違ってきているようです。
共働きが増えてきたので、夫婦間でのお財布の管理というのは
別々である家庭が多く、へそくりも家の中に隠すのではなく、
隠し口座や投資などに入れているんだそうです。
じゃあ、そのへそくりは一体何に使うんだい?と問われると、
緊急時の出費や老後の蓄え、家族や子供に使うといった事みたいです。
もちろん趣味や旅行など色々と使い道はあるのだと思うのですが、
隠し持つ必要ってあるのだろうか?と思ってしまいます。
緊急時の出費は一体どういったものを差すかは分かりませんが、
何にせよ上記に挙げた様々な出費はおおむね家族が伴うわけです。
サザエはミシンの中に隠しておいたへそくりを、
家族の為に使うつもりで貯めていたのでしょうか?
きっと、へそくりを数えている時に頭に浮かんでいる映像は、
ドレスを着たサザエ、宝石を見に付けたサザエ、バッグを手にしているサザエ。
そういった感じだと思われます。
こっそり自分の為に使いたいからへそくり、というのが、
へそくりらしいへそくりではないでしょうか。
だいたいにおいてネーミングがすでに後ろめたい感じですし。
そんな私もへそくり的なものはあります。
もちろん、自分の為にこっそり貯めているのですが、
財布にあまった小銭を入れている袋は、量の割に少額です。
どういう時に使うのかというと、手持ちにお金がなくなった時に、
どうしても欲しい古本(108円)があった時に、
その袋をそっと開けます。
その時の私の頭にはサザエ同様、古本を満足そうに読む自分が浮かんでいます。
へそくりで老後の蓄えなど、山に登ろうと準備をしたら80才だった、と同じ感覚です。


カテゴリ:企画会議