暗黒教師

投稿日:2014/06/28
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学校のブラック化という記事を見つけました。
今の学校の先生と言うのは、
『取り巻く過酷な職場状況、とにかく時間がない。
残業も多い。なのに、ちっとも自分の仕事に自信を持てない。』
んだそうです。
「責任」と「子どもが可哀想」という言葉に押しつぶされて、
何の問題もなく、ただただ普通の教師生活を送ることが、
何より重要という感じみたいです。
ということは結局巡り巡って「子ども」が先生にとって敵となる構図が生まれ、
敵にはなるだけ関わらないでおこうとする図式ができてくるように思います。
それでは教育とは呼べなくなってしまいます。
漫画やドラマなどで非常に良い先生が描かれる事があります。
それを少なくとも現実に求めてはいけないんじゃないでしょうか。
だいたいにおいて教師というのは「普通の人」な訳で、
神でも仏でもないのです。
多くの教師は、単に職業として教師を選んだだけではないでしょうか。
生徒にしても漫画やドラマのように、必ず良いように変化するとは限りません。
そこで思うのですが、こういった試みはどうでしょうか。
一ヶ月の半分の期間、何人かの生徒で先生を密着するのです。
朝から先生が帰るまで、一体どんな事をしているのか。
先生側も半月の間に起こったことについては、隠さず生徒に見せていきます。
例えば30人のクラスなら、5人ずつに分かれて3ヶ月間、
グループ毎に担任に密着をすれば、色々見えてくるものがあるでしょう。
校長から嫌味を言われたり、教頭からセクハラされたり、保健の先生にフラれたり。
色々と分かち合う事により、それ以降は、クラスとしての結束感が生まれるんじゃないでしょうか。
つまり、先生の「人間」の部分に触れることができれば、
何かしら感じるものがあるのではないかと考えます。
教育の現場を周りからではなく、子ども達が見直していくのです。
こういった社会的な事も考えられるんだぞ、というのを見せつけてみたのですが、
もし、私が教師で子どもに密着をされたとしたら、
「こんな大人になりたくない」と思わせる、いわゆる反面教師ぶりをとことん発揮する事でしょう。
これもひとつの教育です。


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