値上竹輪
投稿日:2014/07/03様々なモノが値上がりしています。
そんな中、チクワも値上がりする事がニュースになっていました。
個人的には、あまり縁の無いチクワですが、
おでん屋台や居酒屋なんかは、大打撃なんでしょうか。
考えてみれば、幼い頃からチクワは鶏卵並に、
値段がそう変わってない気がします。
かつて、中島らものエッセイで、「チクワで月見酒」が紹介されていました。
チクワを二本とコップ酒を用意し、
チクワをかじってアテにしつつ、ストロー替わりに酒をすする方法です。
残りのチクワは、予備では無く、
穴から月を眺める際に利用するのが、その道のツウなんだそうです。
さて、チクワの値上げも大きく三種類あります。
一つは単純に価格を上げるパターン。
もう一つは、チクワの寸法を短くする事でコストを抑えるパターン。
あとは穴を大きくしてコストを抑えるパターンがあります。
私自身がさほどチクワと接していない為、
価格が上がる以外の変化は、短かろうが穴が大きかろうが、
実際気付いてはいませんが、チクワが大好きな人、
毎日チクワを食べる人などは悲観にくれているのかもしれません。
その中で食べる以外のチクワ関係の人がピックアップされていました。
その方はチクワ笛の第一人者でした。
チクワの腹にいくつかの小さな穴を開け、
息を吸ったり吐いたりしながら穴を押さえて、
リコーダーみたいに音楽を奏でてライブ活動を行っているそうです。
チクワの長さや穴の大きさが変わると音程が変わったり、
また、原料の関係でチクワ自体がが軟らかくなった為に、
半音変わったりと大変なんだそうです。
その人にとっては、チクワの値上がりは死活問題になっています。
また今後、チクワ自体が店頭から消えてしまう事態もあるやもしれないと、
もっかチクワに代わる材料を検討中で、
「ソラマメ」「冷凍イカ」「レンコン」などが候補に挙がっています。
なぜ、「ちくわぶ」が候補にないのかが疑問でなりません。